口頭試問

これまでの3部門5科目の合格経験に基づき、貴方の技術士二次試験受験について徹底的にサポートさせていただきます。
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もう9月も終わり、いよいよ10月です。
秋も深まってきました感じがします。
試験直後から、2週間くらい前まで「復元解答への所見依頼」がありましたが、いよいよパッタリ無くなりました。
筆記試験の合格発表まで、あとまだ1ヶ月もあります。
平成24年度以前なら「技術的体験論文の錬成」というイベントがありましたが、新制度ではこの時期、受験生の皆さんは本当に中だるみです。
こんな中、何をしていたらいいんでしょう???私のお勧めは、「業務経歴シート作り」です。
もしも筆記を通った後は口頭試問を受けますが、昨年の口頭試問では「あなたの経歴と経歴に書かれた代表業務の概要について5分くらいで述べてください」というような設問が多かったので、このうち「経歴に関する部分」で何を答えるかをまとめておくのです。
H23年度に作った私のベースを元に例を作成してみました。
keireki.jpg
業務経歴票は5行しか記載欄がないため、若手の一部を除き、実際の経歴を集約・短縮したりしている人は多いと思います。ここで、試験官はあくまで業務経歴票をみながらヒアリングを行いますので、行数はその通りがいいと思います。また、内容のボリュームは2分程度で簡潔に説明できる量(我ながらこの作成例でもちょっと多い気がします)に伝えたい要点は外さないようにして簡単にまとめることです。
技術士を来年も受験されるのであれば、仮に今年の筆記でダメであったとしても来年以降もきっと役立つはずです。秋の夜はつるべ落としといいます。秋の夜長にこうした作業でもして、1月後の発表に備えて下さい。




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タグ : 技術士 口頭試験 口頭試問

少々遅めではありますが、あけましておめでとうございます。
本年も技術士受験に有益な情報提供に尽力したいと思いますので宜しくお願いいたします。

さて、SUKIYAKI掲示板を見ると、年が明け、口頭試問終盤戦が開始されているようです。

昔、総監の口頭試問を受けたとき、「CPDについて知っているか」という質問を受けました。
私は、CPDが継続研鑽の状況を記録、登録する制度という解答を述べた上、「私は技術士会の会員ではありませんが、技術士会のCPD登録システムは会員以外にも解放されているのでこれによりCPDの管理をしております。」と述べました。
すると、試験官は怪訝な表情で「え~~、詐欺士さんは技術士会の会員じゃないんだ・・・。」という予想外の答え。
まあ、これが原因かどうかは定かではありませんが、結局この時の口頭試問は落ちました・・・。

口頭試問は試験官の尋問に答えることが基本です。
質問に関連した余計なことに言及することは、場合によっては「周辺知識の豊富さ」等をアピール出来る可能性がありますが、基本的に採点外の行為です。

これから口頭試問を受ける人は、くれぐれも「聞かれたことのみ答える」という口頭試問の基本姿勢を再認識して挑んで下さい。
先週より口頭試問が始まりました。
私も来週頭(12月11日日曜日)に迫ってきました。
そのため、想定問答を眺める毎日を送っております。
口頭試問は、試験官と受験者との会話です。このため、今現在世の中で話題となっているネタ(トピック)に関連した質問が予測されます。
 どのようなものが予測されるか、ちょっと考えてみましょう。
○下水道
下水道の場合は、上下水道一般の筆記試験で「節電」というテーマが取り上げられました。これの再確認みたいな質問は十分か考えられます。
◇原発の停止や再起動困難が各地で露呈する中、下水道分野で推進すべき省エネルギー施策について何かないですか?
◇地球温暖化防止に向け、下水道分野で取り組んでいくべき施策についてあなたはどう考えられていますか?。
特に電気を食う水処理システムの設計や維持管理を専門とする方は注意した方がよいと思います。
○河川、砂防及び海岸・海洋
八ッ場ダム、天然ダム、スーパー堤防、このあたりは押さえておく必要があります。くれぐれも体制に真っ向から立ち向かうような過激な意見は慎まなければなりません。
◇利根川水系の八ッ場ダムを建設するか否かで議論されていますが、あなたはこの件についてどうお考えですか?。
◇土砂災害や地震による天然ダムの防止や発生時対策として、何かよい御提案はありませんか?
また、海岸施設や河口付近の河川構造物の多くが東日本大震災の津波にやられました。これに関連した質問にも留意しましょう。
◇今回の大震災や津波被災を受けて、見直しが必要な河川構造物の設計手法は何かありませんか?
○都市及び地方計画
都市計画は、やはり大震災からの復興まちづくりのあり方がメインだと思います。自らの意見を整理しておき、本番ですらすら言えるように準備しておきましょう。
◇東日本大震災からの復興まちづくり計画策定が各地で進められていますが、今回の震災復興に当たり、何を最優先とするまちづくりを目指すべきとお考えですか?
また、COP17開催ということもあり、私も平成20年に聞かれた地球温暖化は外せませんね。当然、昨年までと違い、原発事故によるエネルギー政策転換も絡みます。
◇温室効果ガス削減が至上課題となっていますが、震災による原発の停止により発電の化石燃料依存率が逆に高まっています。こうした中、省エネルギーで地球温暖化防止に貢献できるまちづくりとして何かあなたの御提案はないですか?
うーん、どの部門でも震災がらみばかりになってしまいますね・・・
でも実際そうなんだろうな~。

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口頭試問の質問内容については、その内容毎の比率が採点要領の「配点」によって定められています。このため、概ね以下に示すような比率で質問がなされます。
◆経歴および応用能力(40%)
 ・経歴と体験業務の説明
 ・経歴や体験業務に関する追加・補足質問
 ・その他「なぜ技術士になりたいか」とか「技術士になったらどんな貢献をしていきたいか」等といった技術士取得に係る精神論
◆体系的専門知識(20%)
 ・専門科目の出題に関する質問(解答しなかったものや過年度のもの等も含む)
 ・専門科目の技術的基礎知識(例:マニング式って何? 比流量って何?)
 ・関連諸制度や工法等の知識(例:景観計画って知ってる? 緑のダムについてどう思う? 小規模処理場に適した処理方法は何?)
◆技術に対する見識(20%)
 ・建設一般、上下水道一般的な質問
 ・例として、「地球温暖化防止のためどんな取組が必要?」「建設コスト縮減のための提案はなんかないですか?」「海外展開のためにはどんな取組を進めていくとイイと思いますか?」
 ・社会で話題となっているネタ(トピック)に関する話題(今年なら「東日本大震災の復興まちづくりはどのように進めていけばいいとお考えですか?」とか)
◆技術者倫理(10%)
 ・技術士倫理綱領(今年はこれ重要)
 ・倫理のトレードオフ(とにかく公益確保が最優先)
 ・あなたが過去に行った業務で倫理的にまずかったというような経験はないですか(これよく聞かれます) 
 ・最近のニュースで技術者倫理的に問題と思った事例はなんかありますか(これもよく聞かれる王道です)
◆技術士制度の認識その他(10%)
 ・技術士の義務・責務(しんぴめいしこう)
 ・技術士制度の目的やあり方について
 ・技術士法による罰則規定
 ・諸外国の技術士類似資格制度やAPECエンジニア、JABEE等
以前は順不同だったような感じもしますが、平成17年にこの質問の比率が決定、公開されて以降は、概ね上記の順番の通りに質問が進んでいる状況となっています。
一方、制限時間は45分ですが、だいたい30分から40分で終わるようです。
●口頭試問での禁句
口頭試問では、「独善的」「突拍子もない」「裏付けのない」解答は避けなければなりません。これは常識の範囲で考えて下さい。
また、試験官はその分野に詳しい大学職員や国交省の役人等、どうしても「体制側」である可能性が高いのが実情です。このため、例えば「緑のダムについてどう思うか」と聞かれた場合、これを全面的に肯定し、現状のダム行政を完全に否定するような解答は(実際にあなたがそう思っていたとしても)絶対してはいけません。

こういうことも踏まえた上で、想定問答集作りに勤しんで下さい。

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いなかものさんの情報から、「技術士倫理要綱」が今年3月中旬(震災のどさくさの時期)に改定され、「技術士倫理綱領」となったことを知りました。(恥ずかしながら私は全く知りませんでした)
これから口頭試問を受ける方は是非ともこの改定内容を理解、必ずのように質問される「技術者倫理に関する質問」に反映することが肝要です。
ということで、本日はこの改定内容について考えてみたいと思います。

まず、旧「技術士倫理要綱」の全文を以下に示します。

技術士倫理要綱
昭和36年3月14日理事会制定
平成11年3月 9日理事会改訂
 技術士は、公衆の安全、健康および福利の最優先を念頭に置き、その使命、社会的地位、および職責を自覚し、日頃から専門技術の研鑽に励み、つねに中立・公正を心掛け、選ばれた専門技術者としての自負を持ち、本要綱の実践に努め行動する。

(品位の保持)  
 1.技術士は、つねに品位の保持に努め、強い責任感をもって、職務完遂を期する。

(専門技術の権威)
 2.技術士は、つねに専門技術の向上に努め、技術的良心に基づいて行動する。また、自己の専門外の業務あるいは確信のない業務にはたずさわらない。

(中立公正の堅持)
 3.技術士は、その業務を行うについて、中立公正を堅持する。

(業務の報酬)  
 4.技術士は、その業務に対する報酬以外に、利害関係のある第三者から、不当な手数料、贈与、その他これらに類するものを受け取らない。

(明確な契約)  
 5.技術士は、業務を受けるにあたり、事前に相手方に自己の立場、業務の範囲などを明確に表明して契約を締結し、当該業務遂行上両者間で紛争が生じないように努める。

(秘密の保持)  
 6.技術士は、つねにその業務にかかる正当な利益を擁護する立場を堅持し、業務上知り得た秘密を他に漏らしたり、または盗用しない。

(公正、自由な競争)
 7.技術士は、公正かつ自由な競争の維持に努める。

(相互の信頼)
 8.技術士は、相互に信頼し合い、相手の立場を尊重し、いやしくも他の技術士の名誉を傷つけ、あるいは業務を妨げるようなことはしない。

(広告の制限)  
 9.技術士は、自己の専門範囲以外にわたる事項を表示したり、誇大な広告はしない。

(他の専門家等との協力)
10.技術士は、その業務に役立つときは、進んで他の専門家、あるいは特殊技術者と協力することに努める。



続きまして、平成23年3月17日付けで改定された「技術士倫理綱領」は以下の通りです。

技術士倫理綱領

(管理番号:IPEJ 02-1-2011)

昭和36年3月14日理事会制定
平成11年3月 9日理事会変更承認
平成23年3月17日理事会変更承認

【前文】
 技術士は、科学技術が社会や環境に重大な影響を与えることを十分に認識し、業務の履行を通して持続可能な社会の実現に貢献する。
 技術士は、その使命を全うするため、技術士としての品位の向上に努め、技術の研鑚に励み、国際的な視野に立ってこの倫理綱領を遵守し、公正・誠実に行動する。

【基本綱領】
(公衆の利益の優先)
 1.技術士は、公衆の安全、健康及び福利を最優先に考慮する。

(持続可能性の確保)
 2.技術士は、地球環境の保全等、将来世代にわたる社会の持続可能性の確保に努める。

(有能性の重視)
 3.技術士は、自分の力量が及ぶ範囲の業務を行い、確信のない業務には携わらない。

(真実性の確保)
 4.技術士は、報告、説明又は発表を、客観的でかつ事実に基づいた情報を用いて行う。

(公正かつ誠実な履行)
 5.技術士は、公正な分析と判断に基づき、託された業務を誠実に履行する。

(秘密の保持)
 6.技術士は、業務上知り得た秘密を、正当な理由がなく他に漏らしたり、転用したりしない。

(信用の保持)
 7.技術士は、品位を保持し、欺瞞的な行為、不当な報酬の授受等、信用を失うような行為をしない。

(相互の協力)
 8.技術士は、相互に信頼し、相手の立場を尊重して協力するように努める。

(法規の遵守等)
 9.技術士は、業務の対象となる地域の法規を遵守し、文化的価値を尊重する。

(継続研鑚)
 10.技術士は、常に専門技術の力量並びに技術と社会が接する領域の知識を高めるとともに、人材育成に努める。



旧要綱及び新綱領のお題を以下に示します。


旧技術士倫理要綱のお題
◆品位の保持  
◆専門技術の権威
◆中立公正の堅持
◆業務の報酬
◆明確な契約
◆秘密の保持
◆公正、自由な競争
◆相互の信頼
◆広告の制限
◆他の専門家等との協力


技術士倫理綱領のお題
◇公衆の利益の優先
◇持続可能性の確保
◇有能性の重視
◇真実性の確保
◇公正かつ誠実な履行
◇秘密の保持
◇信用の保持
◇相互の協力
◇法規の遵守等
◇継続研鑚



■旧要綱の内容はそのまま全て踏襲
旧要綱のお題が改定でどうなったのか、私なりに考察してみました。
◆品位の保持
新しいお題◇信用の保持の中に「技術士は専門職としての尊敬を得、維持するため常にその資格にふさわしい品位を保持する」とあります。したがってここに含まれる形に改められたと考えます。
◆専門技術の権威
研鑽に係る事項は◇継続研鑽として新たにお題が設けられ、専門分野以外も必要に応じ研鑽することや、後進の指導(人材育成)にも注力すること等が追加、充実されました。また、専門外業務に携わらないという部分は、新しいお題◇有能性の重視の方に含まれる形に改訂されました。
◆中立公正の堅持
新しいお題◇公正かつ誠実な履行に含まれる形に変更となりました。
◆業務の報酬
新しいお題◇信用の保持の中に、「技術士は、利害関係者との間で公式な契約に基づく報酬以外の利得の授受をしない。」と明記されました。
◆明確な契約
これも上記の業務の報酬と同様、新しいお題◇信用の保持の中に、「技術士は、利害関係者との間で公式な契約に基づく報酬以外の利得の授受をしない。」と明記されました。
◆秘密の保持
これは変更無く引き続きお題として残っています。
◆公正、自由な競争
新しいお題◇相互の協力に「技術士は、公正かつ自由な競争の維持に努める」と文章で明記される形となりました。
◆相互の信頼
新しいお題、◇相互の協力に「技術士は、他の技術士又は技術者の名誉を傷つけ、権利を侵害し、又は業務を妨げるようなことはしない。」と文章に明記される形になりました。
◆広告の制限
これは新しいお題◇有能性の重視に「技術士は、業務の受託に際し自分の専門範囲以外の表示をしたり、誇大な広告をしたりしない。」と文章で明記される形となりました。
◆他の専門家等との協力
これも上記の広告の制限と同様、新しいお題◇有能性の重視に「技術士は、業務が自分の力量の及ぶ範囲を超える場合には、他の専門家等に適切な助力を求める。」と文章で明記される形となりました。
以上に示すように、旧要綱のお題の内容は全て新綱領に引き継がれていると考えます。

■私なりの着目点
旧要綱の内容はそのまま引き継がれているとして、この改定で着目すべき事項は何なのでしょうか。
私は以下の3つが重要ポイントと考えます。
 ●お題「持続可能性の確保」創設
 ●公益確保の優先度明記
 ●国際化対応


●お題「持続可能性の確保」創設
生態系保全、地球温暖化防止等、環境問題は地球規模の課題となっています。これに対応させ、技術士に「持続可能性確保に向けた対応」を責務として課しています。
●公益確保の優先度明記
「しんぴめいしこう」間でトレードオフがある場合、何を優先すべきかといった質問が口頭試問でよくあります。私はこの正解は(実社会では決して一筋縄では行かないことが多いですが・・・)「公益性確保の最優先」と考えています。こうしたことを受け、「公衆の利益の優先」というお題が設けられるとともに、これが冒頭に示されています。私はこの「冒頭に出てきた」と言うことを、「最優先せよ」という意味でとらえています。
●国際化対応
国際化、グローバル化の波への対応は、必須課題です。このため、新たに法規の遵守というお題が設けられ、海外業務実施時の規範が示されたりしております。

ということで、細かい条文の内容まで覚える必要はありませんが、改定により上記のような改善が図られたことだけは認識し、口頭試問での質問に反映させることが重要です。
今年の口頭試問では、「今年は甚大な被害を生じた東日本大震災がありましたが、これを受け今後のインフラ整備はいかにあるべきとお考えですか」という質問が高確率でされると思います。
もちろん下水道、都市計画、河川、その他建設部門、上下水道部門全ての科目で考えられます。
政府の中央防災会議における東北地方太平洋沖地震を教訓とした地震・津波対策に関する専門調査会の最終報告がまとまりました。
「古文書や津波堆積物調査なども進め巨大地震も想定せよ」「巨大津波には5分以内に逃げられるような減災施策」などなど、予測されたとおりの内容になっています。
今後の防災施策の基幹となるものですので、これに沿った答えが望ましいのはいうまでもありません。一読されしっかり内容を把握しておくことをおすすめいたします。

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