2010年12月

これまでの3部門5科目の合格経験に基づき、貴方の技術士二次試験受験について徹底的にサポートさせていただきます。
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口頭試験の方、順当にスケジュールを消化しているようですね。
まだの人は気が気ではないでしょうが、気を引き締め望んで下さい。

さて、口頭試験の結果通知は、次のような形で通知されます。
合否通知
ここに挙げられてある項目に関して、試験実施大綱の中で設問概要及び配点が公開されています。


■平成22年度技術士第二次試験実施大綱(抜粋)■
試問事項別の配点は次のとおりとし、合計得点は100点満点とする。
a 受験者の技術的体験を中心とする経歴の内容と応用能力
 ア)経歴及び応用能力
 40点満点

b 必須科目及び選択科目に関する技術士として必要な専門知識及び見識
 イ)体系的専門知識
 20点満点

 ウ)技術に対する見識
 20点満点

c 技術士としての適格性及び一般的知識
 エ)技術者倫理
 10点満点

 オ)技術士制度の認識その他
 10点満点

計 100点満点



まあ、配点とは書いてありますが、上記の結果通知でひとつでも×がついてしまうとアウトとなります。
たとえ配点が低い項目でも×がついてしまうとおしまいです。
そのため、これは配点というより、「質問総量に対する比率」というニュアンスで捉えるべきです。
以上について、下に整理します。
(1)経歴及び応用能力=40%
(2)体系的専門知識=20%
(3)技術に関する見識=20%
(4)技術者倫理=10%
(5)技術士制度の認識その他=10%


なるほど、私の経験からしても(旧制度の時も含め・平成17年度から項目と配点は現行通り)、概ねこれくらいの比率で質問されました。

結論として、概ね上記のような時間配分で、淡々と試験が進み、予定時間内(30分から45分)に無事終了したのであれば、かなり高確率で合格を確信してもいいような気がします。
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タグ : 口頭試験

いよいよ差し迫ってきましたね!
これから口頭試験期間(12月?1月中旬)グッと冷え込む季節になっていきます。
忘年会等々、公私ともども忙しい時期でもあります。
受験者の皆様にあっては、試験が終わるまで決して無理しないよう体調だけは十分注意して下さい。

本日は、「専門知識について何を聞かれるか」についてです。
科目毎にかなり様子が違いますので、それぞれの科目毎に述べてみたいと思います。


■上下水道部門・下水道
下水道では、自分の専門とする事項以外も含む科目全般を範囲として設問される傾向があります。例えば、専門とする事項が「下水道計画」や「下水渠」の受験者に対し、水処理施設に関する質問が浴びせられます。つまり、筆記試験における「AグループとBグループ両方解答」の流れを受け継いでいるわけです。
但し、専門外に関する質問の内容は極めて基礎的な事項がほとんどです。また、筆記の上下水道一般と違い、上水道や工業用水道に関することは聞かれないようです。」

■例題(専門とする事項が下水道計画や下水渠の受験者向け)
○汚泥濃縮プロセスを3つ挙げ概要を説明せよ。
○汚泥溶融の意義について述べよ。
○SSとはなんですか。
○標準活性汚泥法と比較してOD法が小規模処理場に向いている理由はなんだか知っていますか。
○小規模下水道に適した下水処理方式を3つ挙げよ。
○BODってなんですか。
○BODとCODの違いを説明して下さい。

■例題(専門とする事項が下水処理や廃水処理の受験者向け)
○下水道管渠に用いられる管材を3つ挙げ概説せよ。
○合流式下水道の問題点について述べよ。
○マニング式とは何か。
○分流式下水道汚水管への雨天時浸入水問題について説明せよ。
○推進工法とシールド工法の違いについて説明せよ。
○下水道工事の実施において進められているリサイクルについて説明せよ。
○雨水滞水池とは何か。

なお、上記はあくまであなたの専門外を範疇にした場合です。
申込書に書いた専門とする事項に関しては、もっと濃いディープな質問も浴びせられるので留意して下さい。


■建設部門・河川、砂防及び海岸・海洋
この科目の「専門とする事項」は大別すると、
●河川
●ダム
●砂防・地すべり
●海岸・海洋

に分けられます。
そして、上記した下水道と違い、受験者の専門外の「専門とする事項」の質問はまずされることはないと考えて良いと思います。ただし、これは筆記の専門問題の解答が専門とする事項と合致(例:河川計画を専門とする事項にしたのなら河川の問題に答える)していることが条件で、例えば河川計画や河川構造物などを専門とする事項とした人が、筆記の専門問題について砂防分野のものを選択・解答した場合は、当然砂防分野の質問もあると覚悟する必要があります(希なケースだとは思いますが・・・)。
知っている事例は河川しかないので、河川の事例に限られてしまいますが、質問の内容は概ね以下のような極めて基本的な知識の確認です。
○セグメント区分について説明しなさい。
○マニング式とは何か。
○流況曲線とは何か。
○豊平低渇という言葉の意味を知っているか。
○柔構造樋管とはどのようなものか。
○比流量について説明せよ。

また、以下のように世間でタイムリーな話題に関する見識を聞かれることも良くあるようです。その年及びここ数年の専門問題に出題された事項等は要注意だと思います。
○今後都市部の治水安全度を高めていくため、どのような方策を重点的に進める必要があると思うか。
○緑のダムについて、あなたはどう思うか。
○河川環境をできるだけ損なわず、中小河川の改修を進めていくためにはどのようなことに留意すべきか。


■建設部門・都市及び地方計画
この科目の「専門とする事項」は大別すると、
●都市計画、地区計画等、いわゆる狭義の都市計画
●交通政策、交通計画
●市街池開発、都市再開発
●土地区画整理
●公園、緑地

に分けることができます。
都市計画では河川と違い、専門外の分野についても聞かれる可能性が十分あります。実際、公園緑地分野で受験した私も、景観行政や地球温暖化防止に向けたまちづくり等の質問がなされました。都市計画ではとくに「まちづくり」という視点で日頃からいろいろな物事を考えることが肝要だと感じました。
例題を挙げると、以下のような感じです。
○今後も景観行政を進めて行くに当たって、解決すべき問題点は何だと思うか。
○防災まちづくりを進めていくにあたり、留意すべき事項を述べよ。
○公園整備などにPIを適用するにあたって、あなたが重要と考える事項はなんですか。
○市民参加で住民同士の対立が起きてしまった場合、どのように対処するのが望ましいか。
○LRTの見直し気運が高まっているが、あなたはどう思うか。
○自転車利用の推進を図っていくことの意義と、そのため都市計画分野ではどのような取り組みが必要と思うか教えて下さい。
○地球温暖化防止のため、都市計画技術者がどのような貢献をしていけると考えているか。
○地方都市における中心市街地衰退が問題となっているが、これに陥ってしまう理由、それに対してどんな対応策が有効と思うか教えて下さい。
○まちづくりにおいて水と緑のネットワークを充実させていくためには、どのような方策を進めていくべきと考えているか。


■おわりに
まあ、ここまできたらもう当たって砕けろです。
繰り返しになりますが、体調管理だけは十分行って本番に望んで下さい。
口頭試験当日のことを書いてみたいと思います。

今年の口頭試験も総監の一部を除き、例年通り渋谷のフォーラムエイトで行われるようです。
信号故障、投身自殺・・・・、公共交通機関を利用するにしても、何があるかわかりません。
遅くとも1時間前くらいには受付をすませましょう。

また、JRを利用していく場合、JR渋谷駅はいろいろな改札口があります。
このうち、フォーラムエイトがある道玄坂方面には、「ハチ公口」が便利です。
山手線の場合は渋谷駅の一番北側、新宿よりの階段で下りるのがラクです。
渋谷駅案内図

JRの場合、渋谷には山手線のほか湘南新宿ラインや埼京線も走っていますが、これらの駅は「南渋谷駅」という状態で、具体的には山手線のホームまるまる1つ隔てた場所(20m×11両編成=220m以上≒300mくらい)にプラットホームがあります。このため、当該路線で乗り込むと乗った電車の号車によってはおよそ600mもムダに歩かされるはめになります。湘南新宿ラインや埼京線で向かう場合は、恵比寿や新宿で山手線に乗り換えるのが得策です。
出口を出たら、ハチ公や東横線の古い電車の脇を抜け、スクランブル交差点を渡り道玄坂(左側の歩道)をまっすぐ進みます。
およそ5分くらい歩くと到着です。「YAMAHAの看板」が目印です。
フォーラムエイトアクセス案内

到着したら、まずは受付です。
受験票に指定された受付階に行きチェックインを済ませましょう。

受付では、このような案内文が配布されます。
案内(表面)

案内(裏面)

自分に指定された試験室、及び受験者控室を十分確認しましょう。

特に(このときの私もそうだったのですが)、11階、12階の試験室が指定されている場合、メイン階段で行くことができませんので注意が必要です。(建築基準法の関係で実際にはどこかに階段はあるのでしょうがわかりませんでした。)

受付をすましたら指定された控室に行くのもいいのですが、あそこは一種の独特な雰囲気があります。
特に初回試験の時は、お経のように技術士法の条分を唱えている人がいたりして正直びびりました。
H19の制度改正以前は試験の順番が来ると、案内係が控室に呼びに来る方式なので、少なくとも試験時間直前にはこの控室にいることを強いられていました。
でも、今は受験者が直接試験室(の前のイス)に出頭する方式になっています。
特に1時間以上時間があるのであれば、道玄坂近辺に腐るほどある飲食店(コーヒーショップ、ファストフード、ファミレス・・・わが国有数の商業施設集積地帯なので何でもあります)でゆっくり最後の準備をして望むのがおすすめと思います。

さて、注意事項には「5分前」とありますが、いろんなリスクを考慮し試験開始時間の15分くらい前には試験室前のイスに座りましょう。
あなたの試験が朝一や午後一以外の場合、一つ前の試験の受験者が、口頭試問を終え試験室から出てくるのに遭遇するでしょう。「ありがとうございました。失礼します」とか言って立ち去ろうとする受験者、そのひきつった顔つきや態度・・・・・、こうなると緊張するなといってももはや無理な状況です。
上半身の軽い運動でもして肩や手を動かし、すこしでもリラックスできるようにしましょう。

フォーラムエイトの会議室は、中央フロアを中心に部屋が放射状に配置されています。
このため、試験室前のイスに座ると自分以外の試験室入口のイスが何個も確認できます。
開始予定時間5分前ごろになると、周りのイスにも受験者が揃ってきていると思います。
今一度、受験番号を復唱できるか確認しましょう。

そして、試験開始時刻になったころ・・・・。

試験室のドアが開き「○○さんですか」と試験官が声をかけてきます。
この人が本日の口頭試問の主任試験官(司会)となる例がほとんどのようです。
ハイとハッキリ答え、後は指示に従い入室しましょう。
おっと、入室するとき 「○○○番、○○○○です。本日は宜しくお願いいたします。」 と挨拶は忘れずに・・・!

さあ、始まりです!

タグ : 口頭試験

口頭試験は「生身と生身のやりとり」です。
どのような会話になるかを100%予測することは不可能です。

しかしながら、だからといって、質問をあらかじめ予測し、これに対する回答を検討することは決して無意味ではありません。
私自身、最初の下水道の時に予測問答集を作成、そして以後5回の口頭試験を受けるたびに問答集を改訂、これに基づいたレクチャーをして望みました。
けっこう準備した質問とドンピシャリのケースもあったりして、その場合はやはり余裕を持って答えることができました。
主に専門分野以外の予想質問について書きたいと思います。

■経歴や体験論文に関する質問
Q:あなたのこれまでの業務経歴と提出いただいた技術的体験論文に書かれている業務について、10分程度で説明して下さい。
Q:経歴書にある「調節池の都市空間における水辺空間利活用計画策定」とは具体的にどんなことをしたものなのか説明して下さい。
Q:この業務で何か特徴的なこと、業務に関するアイデア等があれば教えてください。
Q:経歴書にある「○○に関する委員会運営」とはどんなことをした業務なのか具体的に説明して下さい。
Q:経歴書に「○○に配慮した河川構造物の計画・設計」とありますが、具体的にどういうことなのですか。
Q:今日現在担当されている業務について教えて下さい。

■受験の目的・今後の抱負
Q:技術士を取得されようとする動機は何ですか。
Q:もし合格できたらこの資格を今後どのように生かしたいですか。
Q:合格した場合、会社から何かインセンティブはあるんですか。

■技術士制度と資質向上
Q:技術士という資格制度の目的はなんですか。
Q:技術士の定義をご存じですか。
Q:海外の技術士のような資格制度について知っていますか。
Q:技術士法で課せられた技術士の義務とはなんですか。
Q:それを守らない場合の罰則について知っていますか。
Q:JABEE(じゃびー)とはなんだか知っていますか。
Q:資質向上に向けてなにかしていることはありますか。
Q:CPD制度とはなんだか知っていますか。
Q:業績に関する特許や論文発表はありますか。
Q:技術士制度は今後どのように活用されるべきと思いますか。

■技術者倫理
Q:技術士倫理要綱とはなんだか知っていますか。
Q:最近の話題の中で、技術者倫理に関する事件を知っていたら話して下さい。
Q:実際に体験された業務で、技術者倫理に関する問題があった事例などあれば話して下さい。
Q:技術士には5つの義務や責務がありますが、この中で最も重視すべき物は何だとお考えですか。

■タイムリーな話題
Q:最近なにか専門分野で関心のあるニュースや話題はありますか。
Q:公共事業の削減が続いていますが、今後の公共投資はいかにあるべきかとお考えですか。
Q:わが国の水行政の現状と課題、あるべき方向性についてどうお考えですか。
Q:公共事業へのPIの適用について望ましいあり方とはどんなものだと思いますか。

以上のような質問に、スラスラ答えられるよう、回答事項を整理しておくことはやはり重要だと思います。

タグ : 口頭試験

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