2013年01月

これまでの3部門5科目の合格経験に基づき、貴方の技術士二次試験受験について徹底的にサポートさせていただきます。
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
技術士会から発表がありました「平成25年度技術士第二次試験の内容について」に基づき、予想される出題形式やこれに対する対応方針について考えてみました。あくまで私の私見という観点を十分念頭に置いた上で、受験の参考にして頂ければ幸甚です。
●建設一般・上下水道一般 (問題I)
従来の記述式問題が廃止され、平成18年度まで実施されていた択一形式が復活します。20問が出題(5者択一)され、このうち15問を選択して回答します。
「二次試験の内容」として、発表されている事項は以下の通りです。

■試験科目・必須科目
◆問題の種類
「技術部門」全般にわたる専門知識

◆概念
「技術部門」において不可欠な技術、業務遂行に際して必要な社会制度等に関する専門的な知識

◆内容
「技術部門」における不可欠な技術、社会的に重要なキーワード、業務における関連法規・制度等に対する専門的知識を問う。

◆配点
30点/満点110点
※H23までは50点/満点100点でしたので、重要度は低くなっています。この設問、将来的には「足切りツール」という意味合いが非常に増してくるのかと感じます。


■出題形式予想
基本的には、平成18年度まであった択一式が復活する物と考えて差し支えないと思います。この根拠として、平成25年度からの試験制度改正発表以後、日本技術士会が昔(平成18年度以前)の択一式過去問を公開したことが挙げられます。
■対応方針
基本は最新版の国土交通白書、日本の下水道等の内容を確認すること、土木工学や衛生工学等の基礎をおさらいすることだと思います。なお、上水道については、厚生労働白書(殆ど記載がない)よりも日本水道協会のHP等の方が参考になります。
また、東日本大震災、適正なインフラ維持管理、低成長・少子高齢化社会に向けた社会基盤整備のあり方等、社会・経済情勢を反映した出題も予想されます。日常から新聞やマスコミ報道で社会動向を十分把握するとともに、受験する部門に関連する課題や解決方策のあり方等について認識を高めておくことが必要です。このためには、「月刊河川」「下水道協会誌」等といった業界の専門雑誌に目を通しておくことが非常にと考えます。
さらに、専門問題同様に「河川砂防技術基準(調査編)」「下水道施設計画・設計指針と解説」「水道設計指針2012」等、重要な基準書などが最近改訂された事項はネタにされやすいので着目しておくことが求められます。
具体的な勉強方法としては、私の経験からすると、「択一の基本は過去問攻略に限る」です。技術士会が公開している過去問、さらには市販の問題集や技術士一次試験の専門科目過去問題をたくさんやり併せて答え合わせを繰り返すことで、解答能力を醸成させることが重要と考えます。
なお、例えば「浄水施設の沈殿施設の流速」とか、非常に細かい出題内容もありますが、とりあえず、15問のうち9問(平成27年度からこれで足切りになる予定)が合っていればよいのです。必須科目では満点を狙わずとりあえず7~8割程度を目指してください。そしてその分、専門記述問題の準備にエネルギーを使うことをおすすめいたします。
まずは日本技術士会が公表している過去問(平成16年度~平成18年度)にチャレンジしてみてください。試験の内容が概ね理解できると思います。
●選択科目(従前形式) (問題II)
「選択科目に関する専門知識や応用能力」を問うもので、従来の選択科目(俗に言う「専門問題」)を踏襲する位置づけとなっています。但し、記述ボリュームが従来の600字×6枚=3600字から、600字×4枚2400字へと軽減されています。
「二次試験の内容」として、発表されている事項は以下の通りです。

■試験科目・選択科目
◆問題の種類
「選択科目」に関する専門知識及び応用能力

◆概念
○専門知識
「選択科目」で対象とする技術分野全般にわたる専門的な知識
○応用能力
これまでに習得した専門的知識や経験等に基づいて、与えられた与条件に合わせて正しく問題点を認識し、必要な分析を行い、適切な業務プロセスや留意すべき内容を説明できる能力

◆内容
○専門知識
「選択科目」における重要キーワードや新技術等に対する専門的知識を問う。
○応用能力
「選択科目」に関する業務に関し、与えられた条件に合わせて、専門的知識や実務経験に基づいて業務遂行手順が説明でき、業務上で留意すべき点や工夫を要する点等についての認識があるかを問う内容とする。

◆配点
40点/満点110点
※2問の出題となった場合、「専門知識」「応用能力」それぞれが20点づつの配点となることが推測されます。


■出題形式予想
従前形式を踏襲したいわゆる「専門問題」です。600字×4枚ということで、「はたして1問に集約されるのか、それとも従来通り2問で字数のみが減るのか」迷っていましたが、この発表内容で「専門知識」「応用能力」のそれぞれを問う(つまり2問出題する)ことが明確化された感じです。以上により「600字×2枚×2問」という出題形式であろうとほぼ確信しました。
○専門知識
「専門知識」は、各科目全般に関するネタを取り上げた問題です。昨年の過去問でいうと、以下のものが該当すると考えます。
▼下水道:I-2(I-2-1~I-2-3)
▼河川、砂防及び海岸・海洋:Aグループ(I-1~I-2)
▼都市及び地方計画:I-1(I-1-1~I-1-2)
▼建設環境:Aグループ(I-1~I-2)
いずれにしろ、従来と比較して字数が2/3になりますので、より簡潔、集約した論述手法が求められると思います。
○応用能力
「応用能力」は科目の中で、さらに技術分野細部に踏み込んだ内容の出題です。昨年の過去問でいうと、以下のものが該当すると考えます。
▼下水道:I-1(I-1-1~I-1-8)
▼河川、砂防及び海岸・海洋:Bグループ(I-3~I-10)
▼都市及び地方計画:I-2(I-2-1~I-2-6)
▼建設環境:Bグループ(I-3~I-10)
■対応方針
昨年までと同様、過去問、あるいは社会情勢、技術動向等から予測される出題テーマに基づき、「現状」「課題」「課題解決に立ちふさがる問題点」「解決方策のあり方」をしっかり認識しておくこと、そして、これを的確かつ従来より簡潔な文章として論述する能力を醸成することが求められます。
巷で流行のいわゆる「骨子法」は有効な手段だと思います。また、模擬答案を作成した上、これについて添削指導を受けることも非常に重要です。特に、論述に当たっては、従来より短文での表現が求められますので、簡潔かつわかりやすい文章の作成能力が昨年まで以上に必要になってくるといえます。
また、「昨年と比較して全般的に出題数を減らす」ことが明言されています。このため、より多くのネタについて学習しておくことが、試験突破には有利になるのではないかと考えています。
●選択科目(新設問題・課題解決能力) (問題III)
「新設」の位置づけになっている「選択選択科目に関する課題解決能力」を問うものです。記述ボリュームは600字×3枚=1800字と、従来の1問当り基本パターンとなっています。
「二次試験の内容」として、発表されている事項は以下の通りです。

■試験科目・必須科目
◆問題の種類
「選択科目」に関する課題解決能力

◆概念
社会的ニーズや技術の進歩に伴い、最近注目されている変化や新たに直面する可能性のある課題に対する認識を持っており、多様な視点から検討を行い、論理的かつ合理的に解決策を策定できる能力

◆内容
「選択科目」に係わる社会的な変化・技術に関係する最新の状況や「選択科目」に共通する普遍的な問題を対象とし、これに対する課題等の抽出を行わせ、多様な視点からの分析によって実現可能な解決策の提示が行えるか等を問う内容とする。

◆配点
40点/満点110点


■出題形式予想
今回の改正で、もっとも悩ましい新設問題です。出題形式予想のカギとして、この文章の次の語句に着目する必要があると考えています。
○社会的な変化や技術に関する最新の状況
○「選択科目」に共通する普遍的な問題
○課題抽出
○多様な視点からの分析と実現可能な解決策提示
この出題について、当初は「具体的な条件を提示され計画や設計をさせられるのではないか」等と漠然と考えていました。しかしながら、この「二次試験の内容」を読むと、どうもそういった細分化したものではなく、「選択科目全般で普遍的(ごく一般的)に問題となっているネタ」についての見識を問われるのではないかというような気がしてきました。
選択科目毎に例示すると、以下のような事項です。
○下水道
 ・温室効果ガス削減
 ・管路や施設の長寿命化
 ・合流式下水道の改善
○河川、砂防及び海岸・海洋
 ・気候変動への対応(適応策・緩和策)
 ・安全な河川・海岸空間利用促進に向けた施策
 ・水災や土砂災害に対する防災情報システム整備
○都市及び地方計画
 ・都市の集約化
 ・都市交通の再編
 ・水と緑のネットワークの創造・維持
○建設環境
 ・建設工事の自然へのインパクト低減
 ・良好な水環境、水循環の構築
 ・インフラ整備おける多様な主体との連携推進
ただ、上記のようなネタは、「選択科目・専門知識」とかなりかぶってしまうのではないかというのが正直なところです。
ここで、着目したいのが「課題抽出」「多様な視点からの分析と実現可能な解決策提示」という具体的な設問方法の提示です。ネタ的には専門知識ともかぶりつつも、こうした一つの設問パターンに基づき、「課題の抽出や課題解決に向けた問題点の適切な洗い出し」「総合的な視点によってより具体的で実現可能な解決方策の提示」が求められるのではないかなと予測しています。
上述したネタで例題を示すと以下のような感じです。
○下水道
地球温暖化の防止が全世界的な課題となっており、こうした中、あらゆる産業分野等において、温室効果ガス削減に向けた取り組みが求められている。
(1)下水道分野の温室効果ガス削減に向けた課題について抽出し説明せよ。
(2)下水道分野における温室効果ガス削減を推進していくため、どのように取り組んでいくべきかあなたの意見を述べよ。
○河川、砂防及び海岸・海洋
温室効果ガスの影響、気候変動等によって地球温暖化が進行することが懸念されている。
(1)河川、砂防及び海岸・海洋分野において、地球温暖化で懸念される課題について論ぜよ。
(2)河川、砂防及び海岸・海洋分野において、今後地球温暖化進行に対し、どのような適応策をとっていくべきか、あなたの意見を述べよ。
○都市及び地方計画
(1)都市構造の拡散、スプロール化の現状について説明するとともに、これを集約していくに当たっての課題について説明せよ。
(2)都市構造集約化を実現していくため、どのような取り組みを推進すべきか、あなたの意見を述べよ。
○建設環境
(1)建設工事の実施が自然環境に与えるインパクトについて説明するとともに、これを低減するために解決すべき課題について説明せよ。
※建設工事の種類はあなたが専門とする事項に関連した施設とすること。
(2)上記で挙げたインパクトを削減するため、取り組むべき対策についてあなたの意見を述べよ。
■対応方針
受験準備で重要だと感じるのは、勉強のネタ選びで「社会的変化や技術に関する最新の状況」「選択科目に共通する普遍的な問題」に重点に置くことです。
そして、とにかく今与えられている情報では、ネタに対する「課題抽出」「実現可能な解決方策の提案」を理路整然と記述する能力を醸成することが求められると思います。
まあこの問題は蓋を開けるまでわからないというが正直なところですが・・・
スポンサーサイト

タグ : 技術士 予想問題

新年あけましておめでとうございます。本年も何とぞ宜しくお願い申し上げます。
さて、私も今日から職場に復帰です。とりあえず、今日は時間が経つのが長~い一日ですね(笑)。
そうした中、日本技術士会から二次試験制度改正に伴う試験問題の概要や、業務経歴票の様式等が発表されました。
平成25年度技術士試験の概要について
注目の業務経歴票の記載は1業務のみで字数は720字のようです。アピールしたい課題解決策等、業務の概要を的確に伝えるにはかなり厳しい(少ない)文章量という感じがします。
早速これに基づき、平成25年度の出題形式等についても検討を進めていきたいと思います。

タグ : 技術士 予想問題

 | Copyright © 技術士受験徹底指導・詐欺士の添削塾 All rights reserved. | 

 / Template by 無料ブログ テンプレート カスタマイズ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。