いなかものさんの例題の検討

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いなかものさんのブログに建設一般の例題がアップされています。
今日は第2段としてこの解答を考察してみたいと思います。
問題
公共投資が年々縮小されている今,建設部門の技術者として,建設業界の課題と問題点を挙げて,今後のあるべき姿についてあなたの意見を述べよ.
 設問の求めるところを整理するとともに、解答方針を考えてみます。
 この問題のポイントは「建設分野の課題」ではなく「建設業界の課題」となっていることだと思います。業界で飯を食う一人として、現状と問題点を分析するとともに、今後の「業界」のありかたを論述するべきと考えます。

 まず、「公共投資が年々縮小されている今」とあるので、「はじめに」等で「高度成長期と違い少子高齢化・低成長成熟型社会」等公共投資抑制の社会的背景について述べます。
 次に「建設業界の現状と問題点」として、「仕事総量の減少」「若年者の建設離れ」「たたき合いやダンピングの横行」を論述します。
 そして「課題」として、「新たなる需要の開拓」「異分野への転換も含む業態の変更」「建設業界の魅力向上に向けた取り組み」「技術に対しこれを適正に評価する仕組みづくり」を挙げあるべき方向性を論じることとします。

 以上により構成してみたのが、以下の解答骨子です。
1.はじめに
 高度成長期からバブルまではよかった。仕事いっぱいで忙しかったけど、残業代は青天井でくれたし、ボーナスとかたくさんもらえたし。
 でもそれはもう過去の話、高度成長期と違い少子高齢化・低成長成熟型社会により、公共投資抑制傾向で建設業界はヒイヒイいってます。

2.建設業界の現状と問題点
●公共需要を中心に仕事量が減少傾向、社会情勢を踏まえるとこの傾向は今後もしばらくは続く
●近年、各地の大学における「建設関連学科離れ」が顕著、倍率が低迷したり定員割れを起こしたりしているし、せっかく大卒や院卒でコンサルやゼネコンに入っても「業界の現状」を知って早々退散する若人も多い
●相次いだ談合事件やコンプライアンス意識改革で「業界の談合体質」については大きく改善されたが、この結果単なる価格のみの競争に傾倒したことで、利益率が低迷、業界人の給与や賞与は低空飛行となっており、これが前記した「若年者の建設離れ」に拍車をかけている

3.課題
●新たなる需要の開拓
●異分野への転換も含む業態の変更
●建設業界の魅力向上に向けた取り組み
●技術に対しこれを適正に評価する仕組みづくり

4.今後のあるべき姿
以上の述べた課題ごとに、今後の方策のあるべき方向性について私の考えを述べる。
1)新たなる需要の開拓
・地球温暖化防止に向けた新たな社会資本整備への展開
・観光立国のための基盤構築
・外需に向けた積極的な展開

2)異分野への転換も含む業態の変更
・維持管理、マネジメントへの業態拡大
・農林業や福祉分野への業態変更

3)建設業界の魅力向上に向けた取り組み
・サービス残業、深夜残業等撲滅等、業界の体質改善
・技術士や一級土木管理技士等のステイタス向上(業務独占資格化など)

4)技術に対しこれを適正に評価する仕組みづくり
・VE提案による工期短縮への評価等、技術に対し妥当なインセンティブを付与する仕組み構築
・総合評価やプロポーザルの適用拡大(特に自治体レベル)
 正直、「業態の変更」なんて、そう簡単にはできません。
 また、外需についても、例えば北朝鮮では毎年大洪水が起きているので河川コンサル関連の業務は山ほどあるのは明らかだけれど、これを「北朝鮮の物価水準に基づいたフィー」でやるのは、北朝鮮に帰化して現地人にでもなりきらない限り不可能です。
 解答では上記のようにまとめると思いますが、実際問題は難しい・・・・・・。
 でも、あくまで「テストの解答」として割り切って考えた結果、こんな感じになりました。
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