試験場での書き進め方

これまでの3部門5科目の合格経験に基づき、貴方の技術士二次試験受験について徹底的にサポートさせていただきます。
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
本番まで2週間を切りましたね。学習の方は順調でしょうか?
とはいっても順調なんて言える人はほんの一握りだと思います。
何はともあれ、これからの追い込みが最も重要です。暑いですけれどもモチベーションを高めて頑張りましょう。
さて、今年の試験制度改正で時間配分が変わり、多少記述時間が減るようです。こうした限られた時間内でA評定がもらえるレベルのものを仕上げるためには、問題を見たらまず、解答要求事項を十分把握した上で文章構成を熟慮する必要があります。今日は私の試験の時の解答の書き進め方について紹介したいと思います。
題材は平成20年度の都市計画の問題です。
I-2(A) 
都市におけるバリアフリー空間の整備が必要とされる社会的背景について述べ、さらに「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」(バリアフリー新法)が新たに制定されるに至った理由と、それを踏まえて都市における移動等の円滑化を進めるための方策について述べよ。
まずは問題をじっくり読みます。
そして、「問題文は解答として何を書けといっているのか」を十分把握します。
どうやら、以下のことを書くよう指定しているようです。
●都市におけるバリアフリー空間の整備が必要とされる社会的背景
バリアフリー新法が新たに制定されるに至った理由
都市における移動等の円滑化を進めるための方策
基本的には、上記の「解答要求事項」に準拠して章立て(タイトル)を考え、タイトルごとに何を書くかの超概要を箇条書きしておきます。
※骨子表のような物を作る方も多いようですが、面倒くさいので私はそこまでしません。もちろんそこまでやれば完璧です。
実際に本番で書いたものを以下に示します。試験場でのメモ 

汚すぎますね~。
なので、以下に転記しておきます。

1.はじめに
2.バリアフリーが必要とされる理由
 ・少子高れいか
 ・社会のかちかん変化、多様な人が自らのいしけっていでうごく
 ・知障や外人
3 バリアフリー法のけいい
 ☆ハートビル法はあったが不十分
 ・ここのバリアフリー→連続していない
 ・利用者の視点でない
 ・ハードだけでハードソフトがない
 心のバリアフリーもない
・施さく
 ・連続
 ・交通重視
        <シームレス
 ・利用者
 ・ハードソフト
 ・モニタリングとスパイラルアップ

後は、このメモを確認しつつ、解答論文作成に没頭します。
「シームレス」が追加されていますが、多分途中で「これも書いた方がよい」と書き足したんだろうと思います。
ということで、完成した解答は下記の通りです。

1.はじめに
 わが国の社会を取り巻く情勢の変化、多様な人々が自由に活動できるまちづくりや地域づくりへの関心の高まり等により、ユニバーサルデザインの考え方を踏まえたバリアフリー空間整備の重要性が高まっている。 
バリアフリー空間整備が必要とされる社会的背景、及びバリアフリー新法制定に至った理由を整理するとともに、都市における移動等の円滑化を図り、バリアフリーなまちづくりを具現化していくための方策について私の考えを述べる。

2.バリアフリー空間整備が必要とされる社会的背景
 わが国の社会構造は、戦後復興期からバブル期まで続いた成長型社会から、低成長・成熟型社会へと大きく転換している。今後は少子・高齢化が加速度的に進行するのは明らかである。
 一方で、社会の価値観の変化等により、多様な人々が自らの意志決定の下活動できる社会が求められている。お年寄りや身体障害者の他、子供連れや知的障害者、外国人等、あらゆる人々が活き活きと生活するためには、「いつでも、どこでも、自由に、使いやすく」とうユニバーサルデザインを踏まえたまちづくりが必要と考える。

3.バリアフリー新法が制定に至った理由
 これまでのまちづくりにおいても、ハートビル法等の法律や制度等に基づき、公共施設等におけるバリアフリー空間整備が推進されてきた。しかしながら、これまでのバリアフリー空間整備は以下に挙げるような点で十分とはいえないものであった。
1)交通機関や公共施設等、それぞれが独自にバリアフリー化を推進しており、バリアフリーの連続性が十分確保されていない
2)定型化、規格化した基準等に基づき整備が先行しており、その結果、必ずしも利用者の視点でみた場合本当に使いやすいものとはなっていない
3)ハード整備のみが先行しており、ソフト的施策やハードとソフトの連携が不十分、心のバリアフリーも十分でない
本法は、こうした問題点を解決するとともに、適切なバリアフリー空間整備を推進するため制定された。

4.都市における移動等の円滑化推進のための方策
都市において移動等の円滑化を図るとともに、ユニバーサルデザインを踏まえたまちづくりを推進するため必要な方策について、私の考えを述べる。
1)連続したバリアフリー空間の確保
 施設単体ではなく、施設と施設を結ぶ利用者の動線等にも十分配慮した、連続したバリアフリー空間整備を目指す必要がある。
2)公共交通のバリアフリーの推進
多様な人々が、自由に移動できる社会の構築という面において、公共交通機関の果たす役割は大きい。しかしながら、例えばバリアフリー化が必要とされる日当たり利用者数が5千人以上の駅のバリアフリー化率は40%に留まっている等、整備水準は決して十分とはいえない状況である。
今後も交通機関や結節点のバリアフリー化を精力的に推進することで、誰でもシームレスに移動可能なまちづくりを具現化していく必要がある。
3)利用者視点による空間整備
 坂路勾配やサインの高さ等、きめこまかな面において利用者の視点に立った検討が必要である。そのためには施設計画段階から利用者が参画できる仕組みづくりも重要である。
4)ハードとソフトの連携
 ハードのみならず、例えば「バリアフリー移動経路マップ整備」等、ソフト面における整備を推進するとともに、これをハードと連携させた総合的な取り組みが求められる。
5)モニタリングとスパイラルアップ
 空間整備後も利用状況や利用者の意見等、モニタリングを継続するとともに、結果に基づきPDCAサイクルによるスパイラルアップを図ることが必要である。 
―以上-
このやり方の最もいいところは「殴り書きでも要旨メモをきちん作りさえすれば、重要キーワード等の書き忘れが絶対ないこと」です。
まあ、これが最も優れているやり方とは思っていませんが、迷われている方は参考にしてみて下さい。
この記事へのコメント
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 

 | Copyright © 技術士受験徹底指導・詐欺士の添削塾 All rights reserved. | 

 / Template by 無料ブログ テンプレート カスタマイズ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。