H19上下水道一般の解答骨子を考えてみました

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II 次の問題について解答せよ。
次に示す図表は、「河川・湖沼等の水質の推移」及び「生活環境の保全に関する環境基準:河川(湖沼を除く)」である。これらを参考にして、これまで上水道及び下水道がそれぞれ実施してきた技術的対応とその効果を述べるとともに、今後の上水道及び下水道それぞれが解決すべき課題を抽出し、その技術的対策について論ぜよ。
H19下水一般_図1_図2

H19下水一般_表1

■解答に求められている要件
 設問は、提供した資料に基づき次に挙げる事項について聞いています。
○これまで上水道、下水道がそれぞれ実施してきた技術的対応と効果
○今後の上水道及び下水道それぞれが解決すべき課題と技術的対策のあり方

■解答留意事項と章立て
 与えられた図表は、高度成長の頃から現在までの水質の変化の資料です。なぜ試験官はこの図を提供したのかを考えると、解答すべき方向性がわかると思います。
 図1からは、河川の水環境は大いに改善したけど、湖沼や海域は殆ど改善していない ことが読み取れます。すなわち、上下水道共通の大きな課題である「閉鎖性水域の水環境改善」に言及する必要があります。
 図2からは、類型指定の中で、特に類型EやDの河川水質が大きく改善していることが読み取れます。「都市部のドブ川は大きく改善された」という点にもふれる必要があります。
 そして、以上の提供資料が示すように、この設問は「水質」「水環境」についての設問であるということを十分認識すべきです。この解答の主題で「耐震」とか「効率的な維持管理」とか書いてはいけません。
 それでは、オウム返し方式により、章立てを考えてみます。章立ての留意点としては、これまでの技術的対応と効果、課題と技術的対策のあり方の双方とも「上水道下水道それぞれ」と注記がなされています。このため、解答は上水道と下水道を完全に分別した章立てとした方がよいと考えます。
●はじめに
●上下水道分野が実施してきた技術的対応と効果
 ○上水道
 ○下水道
●今後の上水道及び下水道それぞれが解決すべき課題と技術的対策のあり方
 ○上水道
 ○下水道
●おわりに
■解答骨子の検討
 解答骨子を考えてみました。私なら以下のような内容に沿って書き進めます。
●はじめに
●上下水道分野が実施してきた技術的対応と効果
 ○上水道
  △積極的に整備を進め今や97.5%の高普及率(H20年末)
  △蛇口からそのまま飲める世界でも珍しい安全な水質
 ○下水道
  △欧米諸国には遅れたが「下水道整備緊急措置法による数次の下水道整備五箇年計画実践」により整備が拡大、処理人口普及率は約73%(H20末)、農集排なども含めた汚水処理人口普及率は約85%まで向上
  △以上により図2のとおり、特に都市河川(類型D,E)を中心にめざましい水質改善に貢献
●今後の上水道及び下水道それぞれが解決すべき課題と技術的対策のあり方(△が課題、▼が対策のあり方になりますが、私ならあえて章立てはせず「課題と技術的対策のあり方」としてそのまま文章化してしまいます)
 ○上水道
   △国民の「おいしい水」への欲求の高度化への対応
    ▼異臭味にも対応可能な膜やオゾンなどの超高度浄化
    ▼ペットボトルからの需要奪回を目指した取り組み、このためには「水道水は臭い」という思いこみ改善のためのソフト施策も重要
   △新たな水質リスクへの対応
    ▼内分泌かく乱物質、クリプト等への対応
 ○下水道
   △図2に示すように閉鎖性水域問題は解消されていない
    ▼効率的な高度処理の拡大
    ▼合流式下水道改善の精力的な推進
   △今後は水循環全体の向上に向けた取り組みも重要
    ▼汚水処理だけでなく雨水についてもこれを管理、活用
    ▼処理場のサテライト化、高度処理水の河川低水還元等
●おわりに
こんな感じでしょうか。
それにしてもこの問題、ちょっと下水道に傾きすぎていますね。上水の話題を解答に織り交ぜるのにちょっと苦労します。上下水道一般としてはちょっと不適切な気がします。
作問者は間違いなく下水道サイドの人間ですね・・・。
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