「なんかしっくりこないしつこい文章」と「箇条書きでの対応」

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試験本番まで1月半を切るような状況になってきました。受験生の皆様の準備の方はどうですか?
ワールドカップとか誘惑が多いと思いますが、ラストスパートに向けがんばって下さい。

今日は実際に添削で見受けられる「作文作法」について取り上げたいと思います。
具体的には「なんかしっくりこないしつこい文章」「箇条書きでの対応」について私の所見を記述します。


1.「なんかしっくりこないしつこい文章」
「書いてあることは間違ってない、でもなんかしっくりこない文章」ってありますよね。
解答が内容的にOKでも、とくに事実上「相対評価」の採点がされることから、こうした「作文の読みやすさ」が致命傷になりかねません。
以下に文章を例示します。


■わが国の社会資本整備における課題
 少子高齢化の進行や社会・経済の低成長化、成熟化が予測される中、我が国における社会資本の整備に関し、財政状況の変化に即したコスト縮減への取り組みが重要である。
 特に、フローからストックの流れの中で、今後は社会資本の維持管理や更新の比重が高まっていくことは明かである。このため、効率的な維持管理や更新の展開に向けた施策が重要である。
 但し、国民の安全や安心な暮らしを担保することは、どのような社会状況にあるにしろ、社会資本整備に課せられた重要な使命である。真に必要な新規社会資本整備については、推進していく取り組みも重要である。



読んでみてどうでしょうか?
書いてあることは間違ってないけど、なんかしっくりきませんよね。
結果は、おわかりの人も多いと思いますが、この文は3つの段落からなっていますが、そのすべての文末が「重要である」で終わっているからです。
些細なことですが、添削をしているとかなりの確率でこういう表現が見受けられます。
これを直すのは簡単なことです。
「重要である」とほぼ同義の語句をセットで覚えておき、語呂よく配置するのです。ほぼ同義の語句としては、例えば以下のようなものが挙げられます。
 ●必要である
 ●求められる

また、「重要と考える」とか「重要と認識すべきである」等、ただ「重要である」と結ぶのでなく自分の意見というニュアンスで補足する工夫も効果があります。
 
では、修正をしてみましょう。


■わが国の社会資本整備における課題
 少子高齢化の進行や社会・経済の低成長化、成熟化が予測される中、我が国における社会資本の整備に関し、財政状況の変化に即したコスト縮減への取り組みが求められている。
 特に、フローからストックの流れの中で、今後は社会資本の維持管理や更新の比重が高まっていくことは明かである。このため、効率的な維持管理や更新の展開に向けた施策が必要と考える。
 但し、国民の安全や安心な暮らしを担保することは、どのような社会状況にあるにしろ、社会資本整備に課せられた重要な使命である。真に必要な新規社会資本整備については、推進していく取り組みも重要と認識すべきである



どうでしょうか、ただ文末の表現をいじっただけだけど「違和感が無くなった」と思いませんか?。


2.箇条書きでの対応
 「【はじめに】や【現状分析】に重きを置いてしまったため【課題】や【対応策】が指定枚数以内で書ききれない」「骨子でまとめた書きたいことが紙数の制限で全て網羅できない」、特に受験を経験されたことがある方は、身に覚えのある悩みだと思います。
 こんなとき、「書くネタを減らしてなんとか字数制限以内にする」という方策も一つの手段です。しかし、「減らしたネタ」が実は試験官が求めている内容であるというリスクを背負ってしまいます。
 以上のような事由により、私は「箇条書き」の有効活用を実践してきました。
 またまた、前出の文章をネタに考えてみましょう。 


■わが国の社会資本整備における課題
 少子高齢化の進行や社会・経済の低成長化、成熟化が予測される中、我が国における社会資本の整備に関し、財政状況の変化に即したコスト縮減への取り組みが求められている。
 特に、フローからストックの流れの中で、今後は社会資本の維持管理や更新の比重が高まっていくことは明かである。このため、効率的な維持管理や更新の展開に向けた施策が必要と考える。
 但し、国民の安全や安心な暮らしを担保することは、どのような社会状況にあるにしろ、社会資本整備に課せられた重要な使命である。真に必要な新規社会資本整備については、推進していく取り組みも重要と認識すべきである。



解答作成中、これが原稿用紙の所定の範囲に収まりそうもなく、4行程度に短縮したい。でも必要最小限書いている内容は網羅したいとします。こんな時こそ箇条書きの有効活用の出番です。


 我が国における社会資本整備の課題は次のとおりである。
 1)低成長社会に応じたコスト縮減
 2)効率的な維持管理や更新の展開
 3)必要な新規社会資本整備の推進



かなり整理されてしまっていますが、とりあえず前出の文章の要点だけは網羅しています。

このように、箇条書きの有効活用は、「伝えたい内容を簡潔、短い内容で示す」という面で非常に効果的です。
但し、文章が箇条書きだらけになるのはよくありません。技術士試験勉強用の骨子暗記用ノートみたいなものになり、文章とはいえない代物になります。解答はあくまで文章で記述し、箇条書きはこれを補完するというスタンスに十分留意して下さい。

タグ : 解答方法

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