H22建設一般自己添削指導

これまでの3部門5科目の合格経験に基づき、貴方の技術士二次試験受験について徹底的にサポートさせていただきます。
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昨年もやりましたが、今日は自らの落第答案に対し、自己添削指導をしてみたいと思います。
昨年は手探りの状況の中、「道路」で受けました。
でも、アタリマエですけど建設一般は共通です。
本来A評定でアタリマエなんですが、、、情けない・・・。

「地球温暖化防止」と「建設部門の国際展開」の2つのネタでした。
前者は書きやすいと思いましたが、皆ドングリの背比べになりA評定が厳しいと考え後者を選びました。

Ⅱ-2 我が国の建設産業においては、国内の公共事業投資額の減少に伴い、さらなる成長が期待される海外の社会資本整備に対する積極的な取組が求められている。一方、国際貢献・技術協力の観点から、開発途上国などにおける社会資本整備に対する積極的な取組も求められている。このような状況の中、建設部門に携わる技術者の視点から、海外での社会資本整備に取り組む上での課題を3つ挙げ、その内容を説明せよ。また、これらの課題に対して今後とるべき方策について、あなたの意見を述べよ。

復元してある解答全文は、以下の通りです。

1.はじめに
 国内経済が低迷する中、建設分野を含む我が国の基幹産業が今後も持続的に成長していくため、海外進出の重要性の認識が高まっている。建設部門の技術士の視点から、海外での社会資本整備に取り組む上での課題、及び課題解決のためとるべき方策について述べる。
2.現状
 我が国の社会情勢は、少子高齢化の進行や社会福祉コストの増大等により低成長型社会へと転換しつつある。現状でも既に国と地方の債務の合計額が860兆円にも達している等を踏まえた場合、今後も財政状況の著しい好転は期待できない。こうしたことから、今後、国内における大規模な新規社会資本整備の需要は期待できない状況である。
 一方、中国やインド等、東アジア地域を中心に社会・経済が急成長している。こうした地域では、鉄道や道路、上下水道等といった社会基盤整備の旺盛な需要がある。
 また、主に開発途上国において、気候変動が遠因と考えられる干ばつや水害、さらには大地震や津波等甚大な災害が頻発している。こうした地域では、人びとの安心・安全な暮らしを担保するための社会基盤整備が急務となっている。
 さらに、地球温暖化防止が地球規模の課題となっており、温室効果ガス削減に向けた取り組みが急務となっている。原子力発電や新幹線鉄道等、我が国の高度な「CO2排出量削減に向けたエコ技術」は世界有数のレベルである。こうした技術については、発展途上国等以外に、欧米等先進諸国からの需要も期待できる。
 以上のような社会情勢を踏まえた場合、我が国の建設産業が、その持続的、永続的な発展のため、海外の社会資本整備に展開していくことは重要と考える。
3.課題と今後とるべき対策
我が国の建設産業が、海外の社会資本整備にシフトしていくために必要な3つの課題、及び課題解決のためとるべき対策のあり方について、私の考えを述べる。
(1)「ローカリズム」に合わせた社会資本整備
 我が国の水処理技術は世界一級品であり、国内では「おいしい水を提供可能な水道水」、「NPを除去した閉鎖性水域を汚さない下水処理水」を具現化するための取り組みが進められている。しかしながら、発展途上国等で上下水道が未普及なため衛生環境が劣悪で市民の健康が損なわれている地域ではそこまでの性能は求められない。それよりも、高度処理等に差し向ける分のコストについて、衛生環境向上を具現化する範囲の拡大に振り向けることが重要である。
 このように、対象地域を、グローバルな視点で捉えた上で、対象地域が本当に求めている社会資本整備の実現に向け取り組むべきである。
(2)事業全体を見据えた取り組み
 堆砂が進み使い物にならなくなっているダム等、これまで我が国がODA等で関与してきた社会資本には適正な維持管理や運用がされないため、本来の機能を発揮できていないもの等が散見される。社会資本整備について、建設だけでなく、資金調達や運営、維持管理まで一体として捉え、これを総合的に支援する取り組みが求められる。社会資本の運営手法へのPPP/PFI適用や、維持管理へのストックマネジメント技術の導入等のF/S等により、効率的、効果的な管理運営手法を提案していくことが必要である。
(3)官民連携・分野連携による一体の取り組み
 我が国の企業等における海外展開は、これまで各企業ごと、各分野ごとに取り組んできたことは否めない。これに対し、欧米諸国や韓国では自国企業の海外展開について、各企業や各分野が連携した上、政府が自らトップセールスを行い成果を上げている。今後は我が国においても、各企業、各分野が連携するとともに、例えば「新幹線」なら「建設から車両、信号システムまで」一体の物としての技術供与を目指すべきである。このためには、企業のみならず国が自らトップセールスに関与することは非常に重要である。
4.おわりに
我が国建設産業の海外展開は、国際貢献の観点でも意義が大きい。私は道路の技術士として、建設分野の海外展開に微力ながら貢献してきたい。  ―以上―

■自己添削指導
1.はじめに
単に設問への「オウム返し」を書いただけですが、これ自体は全く問題ないと思います。

2.現状
「はじめに」を簡潔にしたので、ストレートに「現状」という章を作って現状分析をしました。
内容は
1)厳しい国、地方の財政状況とこれによる国内需要低迷
2)東アジア等海外の高需要
3)発展途上国の気候変動が遠因と見られる災害等の増加
4)温室効果ガス削減に向けた我が国の技術は高度
うーん、今思うと(今なら原発なんて絶対書かないが・・・)4)は少し建設部門を逸脱している気がします。
原発は福島第一等を見ると、建設も含め、GEや東芝等のプラントメーカ主導みたいだし、新幹線も建設部門は主に線路を敷いて駅を作るだけで、電車や信号システムなんて関係ないし。
このあたりが「見当違い」と見なされた可能性はなきにしもあらずです。

3.課題と今後とるべき方策
(1)「ローカリズム」に合わせた社会資本整備
(2)事業全体を見据えた取り組み
(3)官民連携・分野連携による一体の取り組み

ここで、この問題のネタ元とも言える「国土交通省成長戦略会議・国際展開・官民連携分野」の検討項目をあらためて見てみましょう。

1.海外へ進出する日本企業への支援ツールと政府サイドの支援体制整備
~日本の技術と資本で世界展開を~
(政策1 )リーダーシップ、組織・体制の強化
 ●政治のリーダーシップによる官民一体となったトップセールスの展開
 ●国土交通省内の体制強化
 ●他省庁を巻き込んだ省庁横断的な推進体制整備
 ●大使館やJETRO などの既存の支援機能の強化
 ●企業の組織・人材のグローバル化に対する支援
(政策2 )スタンダードの整備
 ●国内スタンダードのグローバルスタンダードへの適合
 ●日本の規格を国際統一規格とするための取組や投資対象国におけるスタンダードの獲得のための取組の推進
 ●相手国への技術協力の強化 など
(政策3 )金融メカニズムの整備
 ●政府による金融支援機能の設定
 ●インフラファンドによる投資支援や信用補完
 ●ODA 予算の活用、貿易保険や税制面での支援の強化

2.インフラ整備や維持管理への民間資金・ノウハウの活用(PPP/PFI など)
~民間の資金とノウハウで社会資本の充実を~
(政策1 )PPP/PFI を推進するための制度面の改善
 ●共通制度的な事項に関する検討
 ●検討すべき制度改善のための施策
 ●公物管理権の民間への部分開放及び規制緩和、特例の取り扱い
(政策2 )PPP/PFI の重点分野とプロジェクトの実施
 ●PPP/PFI 導入の重点分野
 ●コンセッション方式の活用が想定されるもの
 ●老朽化したインフラへの対応等
 ●先端的民間技術の活用(水ビジネス)
 ●行政財産の商業利用 など

(2)と(3)は当たり前すぎますが上記の内容からも外せない内容です。
問題は「(1)「ローカリズム」に合わせた社会資本整備」ですかね。国内の基準等にこだわらず、地域の需要等に即した支援というつもりで書いたのですが、ちょっとこれが余計だったようです。
私は学生の頃サーフィンをやってまして、サーフィンの世界では、地元のサーファーの間でそこ独自のルールがあったりすると「ローカリズムが強い」といいます。なので「地域特性」のような意味合いでこの「ローカリズム」という語を用いましたがこれがどうやら大きな失敗でした。

「ローカリズム」って、「グローバリズム」の対義語ってとらえ方もあるんですね。
標題にローカリズムとか書いておいて、文の内容では「グローバルな視点」等となっていて、「意味不明」と思われたのかもしれません。
失敗しました・・・・。
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