「長ったらしい設問で具体的な解答方法がガチガチに定められているケース」の解答

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今日は、「長ったらしい設問で具体的な解答方法がガチガチに定められているケース」の解答方法について私見を述べたいと思います。

■平成21年度都市計画専門問題
Ⅰ-2-4 都市における緑地の保全、緑化の推進は、その大半を占める民有地での取組が重要である。そこで、平成16年に都市緑地保全法が都市緑地法に改正されたところであるが、この法律に規定する緑地の保全制度を3つ挙げてそれぞれ内容を説明せよ。また、都市の緑地が少ない地域において民有地の緑を増やすために、この法律を活用することの意義を述べた上で、具体的方策を2つ説明せよ。

●解答の要求事項
この設問が要求している解答の内容について整理してみましょう。
○都市緑地法所管の緑地保全制度3つ
 ◇制度1
 ◇制度2
 ◇制度3
○都市緑地法活用の意義
○具体的方策2つ
 ◇方策1
 ◇方策2

●章立てと概要検討
こうした「長ったらしい設問で具体的な解答方法がガチガチに定められているケース」では、章立ては解答の要求事項次第で限られてきます。具体的には上記した要求項目イコール章立てというやり方がもっとも確実です。
また、要求項目をくまなく網羅するため、なるべくたくさんの文章ボリュームが必要です。私はこうした設問に対しては(ケースにもよるのですが・・・)「はじめに」「おわりに」はカットした方が書きやすいと考えています。但し、簡単な現状分析は必要なわけで、オウム返しの部分を補完する等によって、現状分析を対応する必要があります。
章立てとオウム返し部分を示します。

1.都市緑地法所管の緑地保全制度
 都市における良好な緑のネットワーク構築には、公園や道路、河川といったパブリック空間以外に、都市構成要素の大半を占める民有地での取組も非常に重要である。都市緑地法により、民有地における緑地保全のため設けられている制度を3つ挙げ、その概要を述べる。
(1)緑地保全地域
(2)緑地保全地域に係る管理協定制度
(3)緑化地域

◎解説
取り上げて説明する制度について、設問は「この法律に規定する緑地の保全制度を3つ挙げてそれぞれ内容を説明せよ。」としています。但し、都市緑地法所管の保全制度ならなんでもいいというわけではありません。
まず、設問の前書きに「緑化の推進は、その大半を占める民有地での取組が重要である。」とあります。このため、取り上げる制度は「民地の緑化推進」を目的とした物でなければなりません。
また、やはり設問の前書きに「平成16年に都市緑地保全法が都市緑地法に改正されたところであるが、この法律に規定する緑地の保全制度」とあります。したがって、都市緑地法の当該改正時に創設や改定された制度について示すべきです。
以上により、「3つ挙げて説明する制度」は限られきます。

このときの改正内容は
国土交通省都市・地域整備局のこのサイトにまとめてあります。

◇題名の改正
これは制度でないので不可。

◇緑地の保全及び緑化の推進のための基本計画の拡充
緑の基本計画拡充の内容は「都市公園の整備方針明記」です。設問の「民有地の緑化推進」にはそぐわないのでこれは不可。

ということで、残りの以下の「民有地緑化推進」に関連した制度、これが正解だと思います。
◇緑地保全地域の指定
◇緑地保全に係る管理協定制度
◇地区計画による規制誘導
◇緑化地域
※(2)は「緑地保全地域に係る管理協定制度」ではなく「地区計画による規制誘導」でも良いと思います。

2.都市緑地法活用の意義
 上記に挙げたような諸制度により、民地を含む都市全体の緑のネットワークの形成・維持が実現し、良好な都市環境の形成が期待できる。

◎解説
ここには「法律の主旨・目的」を簡単にわかりやすく書けばよいと思います。
「都市緑地法改正の主旨:都市における緑地の保全及び緑化並びに都市公園の整備を一層推進し、良好な都市環境の形成を図るため、緑地保全地域における緑地の保全のための規制及び緑化地域における緑化率規制の導入、立体都市公園制度の創設等所要の措置を講ずる。」

3.緑化推進のための具体的方策
 民有地の緑を増やし、都市全体に緑の連続性を確保していくためには、私は以下に挙げる具体的施策を推進していくべきと考える。
(1)方策1
(2)方策2

◎解説
ここは「私の意見」を主張する解答の最も重要な部分と思います。
具体的には「地域や住民が主体の維持管理の仕組み作り」「官・民が連携した取組推進」「モニタリング継続と、その結果に基づいたPDCAによるスパイラルアップ」「緑化による効果の定量的評価方法の確立」などいろいろあろうかと思います。これらを2つの章に分け、自分の意見として述べるスタイルが良いと思います。

●ボリューム配分の検討
まず、最も重要なのは、それぞれの解答者によって異なる「3.緑化推進のための具体的方策」です。これは少なくとも1枚は割り振りたい。
「1.都市緑地法所管の緑地保全制度」では3つの制度説明を行わなければなりません。また、はじめにを省いた場合は、前書きで現状分析も必要です。
前書き0.3枚、制度説明0.4枚×3程度は見込む必要があります。
「2.都市緑地法活用の意義」は前記したとおり、改正の目的や主旨に基づいた簡単な記述でOKです。

1.都市緑地法所管の緑地保全制度
 都市における良好な緑のネットワーク構築には、公園や道路、河川といったパブリック空間以外に、都市構成要素の大半を占める民有地での取組も非常に重要である。都市緑地法により、民有地における緑地保全のため設けられている制度を3つ挙げ、その概要を述べる。
(1)緑地保全地域------------------------------0.4枚
(2)緑地保全地域に係る管理協定制度------------0.4枚
(3)緑化地域----------------------------------0.4枚
2.都市緑地法活用の意義
 上記に挙げたような諸制度により、民地を含む都市全体の緑のネットワークの形成・維持が実現し、良好な都市環境の形成が期待できる。
3.緑化推進のための具体的方策
 民有地の緑を増やし、都市全体に緑の連続性を確保していくためには、私は以下に挙げる具体的施策を推進していくべきと考える。
(1)方策1------------------------------------0.4枚
(2)方策2------------------------------------0.4枚

こんな感じの構成で書くと良いのかなと考えます。

以上に示したように、「長ったらしい設問で具体的な解答方法がガチガチに定められているケース」の場合は、その長ったらしい前書きなどにも十分沿った解答が要求されますので、十分留意して解答を書く必要があります。
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