建設環境

これまでの3部門5科目の合格経験に基づき、貴方の技術士二次試験受験について徹底的にサポートさせていただきます。
詐欺士からのコメント
 平成26年度の技術士二次試験の合格発表がありました。合格された方々、本当におめでとうございます。今度は技術士として相応しいキャリア形成を図り、立派なエンジニアになってご活躍されるようお祈りしております。(H27/03/02)
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■はじめに
 本日も、昨年の解答について、自己添削指導をしてみたいと思います。
 まずは、「設問I-9」をやりたいと思います。
 なお、この問題は本講座が対象としていない「建設環境」のものではありますが、「河川・砂防及び海岸、海洋」で出されても何ら不思議のない問題です。受験生の方は留意して考えてみて下さい。
■問題
I-9 我が国の河川について以下の問いに答えよ。
(1) 河川の自然環境に関する問題について2つ挙げ、それぞれの現状と課題について簡潔に述べよ。
(2) そのうち1つについて、どのように解決すべきかあなたの考えを述べよ。
■解答骨子の検討
 解答に当たっては、以下の提言及び指針に沿った記述とするのはあきらかである。
「多自然川づくりへの展開(提言)(H18,05)」
「多自然川づくり基本指針(H18,10)」
 設問に基づき以下の通り章立てを行う。
1.はじめに
 下水整備などで水はきれいになり、多自然型川づくりも20年位やってきて一定の成果を上げているが、課題の残る川づくりも多い。これを踏まえて書きます。
2.わが国の河川における自然環境の問題
 問題として次の2つを挙げ、現状と課題を書きます。
 1)エコロジカルネットワークの形成
  生態系連続性確保
 2)維持管理まで見据えた河川環境の保全・整備
  流路を外れてるのに放置プレイを食らっている魚巣ブロックなど維持管理問題有り。作るだけでなくモニタリングや管理も重要。
3.2)の維持管理の方について課題解決のあるべき方向性を書きます。
 河川は地域の資産なので地域や市民の参画が望ましいです。以下のような方向性がいいと思います。
 1)河川環境整備に関する事業等に、地域や市民、NPO等「新たな公」が構想・計画段階から主体的に参画できる仕組みづくり
 2)ボランティア頼みではなく、維持管理の適切な費用やインセンティブ付与のための制度整備
 3)ワークショップやイベント、環境学習等、行政と地域や市民、子供が交流・協働する素地づくり
■解答全文
 以上に基づき論述した解答は以下の通りです。
1.はじめに
 我が国の河川において、いわゆる多自然型川づくりに向けた取り組みが始まり20年近くが経過した。また、精力的な下水道整備の推進等により、我が国の河川全体の水質の状況は大きく好転した。これにより、高度成長期には「ドブ川」「死の川」とされた川に清流が復活し、良好な河川環境が再生した事例が多数存在している。
 しかしながら、河川における自然環境への認識不足等により、間違った川づくりも多数見受けられる状況となっている。
 以上のような点を踏まえ設問に沿って、我が国の河川における自然環境に関する問題の現状と課題、及び問題を解決するための方策について私の考えを記述する。

2.我が国の河川における自然環境に関する問題
 我が国の河川における自然環境に関する問題として、以下の2つを挙げる
 ?エコロジカルネットワークの形成
 ?維持管理まで見据えた河川環境の保全・整備
 以上に挙げたおのおのの問題ごとに、現状及び課題について記述する。

(1) エコロジカルネットワークの形成
 河川は治水や利水のための重要な社会基盤であると同時に、自然環境全体の一部を構成する自然公物である。したがって、上流から下流、左岸から右岸は無論のこと、堤内地や海域、さらには流域全体を連続したものとしてとらえた上で、自然環境の保全・再生等に向けた施策を講じることが大切である。
 しかしながら、例えば堤内地と河畔林の植生の状況が全く異なっていたり、河川に流入する農業水路等についてこれを行き来する生物への配慮が欠けていたり等、エコロジカルネットワーク形成の面で問題のある川づくりが多数見受けられる。
 河川環境について流域全体の自然環境を俯瞰的にとらえ、良好なエコロジカルネットワーク形成を実現していくためには、以下に挙げる課題解決が必要である。
 1)河川と都市計画、河川と海岸等といった、管理者や事業を越えた取り組みの推進
 2)インパクト?レスポンスの科学的解明や効果的なミティゲーション手法の開発等必要な技術の研究開発
 3)河川管理者(行政職員)やコンサルタント、施工業者等、河川環境保全に携わる者の意識や知見の向上

(2) 維持管理まで見据えた河川環境の整備・保全
 河川の自然環境保全・再生に関し、例えば水際に設置された魚巣ブロックが、流路が変わり陸地化しても放置されている事例がある等、河川環境整備後に適切な維持管理が実施されていないケースが散見される。
 河川に関わらず、これまで我が国の社会資本整備は、その建設工事に重点が置かれるとともに、適切な維持管理の必要性が軽視されてきた傾向にある。しかしながら、特に河川は自然公物であり、出水等によりその姿は生き物のように変化する。このため、その状況を随時モニタリングしていくとともに、必要な手入れを実施していくことが重要と考える。
 維持管理まで見据えた河川環境の整備・保全の推進には以下のような課題が挙げられる。
 ・永続的な維持管理に向けた組織や仕組みの構築
 ・継続的な河川環境のモニタリング

3.問題解決についての私の考え
 以上に述べた2つの問題から「維持管理まで見据えた河川環境の整備・保全」を選び、問題解決のためのあるべき方向性について私の考えを述べる。
 川はそれが流れている地域や市民の貴重な財産である。このため、良好な河川環境保全に向けた活動には、地域や市民が主体的に参画することが必要である。このためには、以下に挙げるような取り組みを推進すべきと考える。
1) 河川環境整備に関する事業等に、地域や市民、NPO等「新たな公」が構想・計画段階から主体的に参画できる仕組みづくり
2) ボランティア頼みではなく、維持管理の適切な費用やインセンティブ付与のための制度整備
3) ワークショップやイベント、環境学習等、行政と地域や市民、子供が交流・協働する素地づくり
-以 上-

■自己添削指導
うーむ、正直なかなかよく書けていると思うが、2の(2)で「維持管理まで見据えた河川環境の整備・保全」がなぜ必要かという理由が述べられているのに対し、3でこの解決策としていきなり「地域や市民、新たな公との協働」が出てきている。「川が貴重な地域の財産」なのはわかるが、ではなぜ市民参画が必要なのか、なぜ行政ではだめなのかという論述 が欠けている。

ということで、この著者には50点を進呈する。あと一踏ん張りがんばるように!
てなかんじでしょうか・・・

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