技術士受験徹底指導・詐欺士の添削塾

これまでの3部門5科目の合格経験に基づき、貴方の技術士二次試験受験について徹底的にサポートさせていただきます。
詐欺士からのコメント
 平成26年度の技術士二次試験の合格発表がありました。合格された方々、本当におめでとうございます。今度は技術士として相応しいキャリア形成を図り、立派なエンジニアになってご活躍されるようお祈りしております。(H27/03/02)
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本日は筆記結果の発表がありました。
「吉報」そして「無念」のメールを、終日沢山頂戴いたしました。
まずは合格された方、本当によかったですね。お疲れさまでした。
でも、毎年筆記発表の時はいつもいうのですが、「おめでとうございます」は口頭突破までお預けです。
この勢いでモチベーションを高めつつ、口頭試問の準備に取りかかって下さい。昨年度から技術的体験論文がない分、集中して取りかかれると思います。
そして、努力が報われず不合格だった方、心中お察しいたします。
ただし、この試験は正直いって、実力以外に「試験官との相性」「出題内容の運」という不確定要素が非常に大きく合否に絡むと考えています。このため、合格するには「とにかく毎年チャレンジする」ことが必須です。
不合格だった方は、悔しさをバネにポジティブな方向に軌道修正を行い、来年に向け再起動して下さい。
この度は、当方の不摂生により病に冒されご心配をおかけし、誠に申し訳ございません。

今年の口頭試問に向けた支援は引き続き実施しますのでご安心ください。
※入院したりした場合、逆に今以上に支援に時間をさけるのではないかとも考えています。

今月末にはいよいよ筆記発表です。
まずは皆様からの吉報を心からお待ちしております。

平成26年10月8日 詐欺士
もう9月も終わり、いよいよ10月です。
秋も深まってきました感じがします。
試験直後から、2週間くらい前まで「復元解答への所見依頼」がありましたが、いよいよパッタリ無くなりました。
筆記試験の合格発表まで、あとまだ1ヶ月もあります。
平成24年度以前なら「技術的体験論文の錬成」というイベントがありましたが、新制度ではこの時期、受験生の皆さんは本当に中だるみです。
こんな中、何をしていたらいいんでしょう???私のお勧めは、「業務経歴シート作り」です。
もしも筆記を通った後は口頭試問を受けますが、昨年の口頭試問では「あなたの経歴と経歴に書かれた代表業務の概要について5分くらいで述べてください」というような設問が多かったので、このうち「経歴に関する部分」で何を答えるかをまとめておくのです。
H23年度に作った私のベースを元に例を作成してみました。
keireki.jpg
業務経歴票は5行しか記載欄がないため、若手の一部を除き、実際の経歴を集約・短縮したりしている人は多いと思います。ここで、試験官はあくまで業務経歴票をみながらヒアリングを行いますので、行数はその通りがいいと思います。また、内容のボリュームは2分程度で簡潔に説明できる量(我ながらこの作成例でもちょっと多い気がします)に伝えたい要点は外さないようにして簡単にまとめることです。
技術士を来年も受験されるのであれば、仮に今年の筆記でダメであったとしても来年以降もきっと役立つはずです。秋の夜はつるべ落としといいます。秋の夜長にこうした作業でもして、1月後の発表に備えて下さい。




ちょっとまえですが、SUKIYAKI塾の掲示板に「公務員ですがもう技術士取得はあきらめます」みたいな書き込みがされていました。
技術士試験に合格することは大変なことです。
思いついてすぐ受験、そしてそのまま一発合格とはなかなかいかないものです。
私自身も、受験を思い立ち、4回目の挑戦(不戦敗を入れると6回目)でやっと合格することができました。
技術士二次試験の合格率は、年度や科目で変動はあるものの概ね15%程度です。このため、平均すると6~7回受けてやっと受かる試験であるということがいえます。逆説すると、合格するためには平均で6~7年の間挑み続けなければなりません。もちろんこれはあくまで平均であり、中には1年目で合格されてしまう方等もいますので、その挑戦は10年以上の長期にわたるケースも考えておく必要があります。この長期間モチベーションを維持するのはかなり大変なことです。
私のような建設コンサルタント勤務の者にとっては、技術士資格は一線で活躍するため必須です。なので、長期のモチベーション維持も比較的容易いです。問題は、公務員等、資格取得が直接的に求められていない方々です。こうした方が合格に向けたモチベーションを維持することは非常に大変だと思います。
でも、取れば必ずメリットはあります。私自身、初回協議でもらった客先担当者の名刺に「技術士」と書いてあると、「これは手抜きは出来ない」と緊張しますし、最近多くつきあいのある某役所のとある部署は「技術士だらけ」なのですが、こことのやりとりは細心の注意を払います。本来、客先についてこうした差別化した対応をすることは良くないことなのかもしれませんが、逆に言うと私の「技術士資格を有している客先担当者を尊敬する」という心理状況が無意識に働いているということです。
発注者側に立つ人が技術士資格を有していると、受注者側の心理にこういう影響を与えます。このため、発注者側公務員の技術者の方々も、技術士資格取得に向け長期的なスタンスで頑張ってほしいと思います。

タグ : 技術士

問題II-1 (専門知識)
昨年同様1枚物を2題解答する形式でした。
特筆すべきは、これまで長年の伝統だった「A・B両グループからそれぞれ選んで答える」という縛りがなくなったことです。これまで、私のような下水道計画や管路設計を専門とする受験者でも、水処理についての問題を必ず選び答えなければなりませんでしたがこれがなくなったのです。私自身受験時には「Bグループ」に苦しんだ経験がありますので今後の受験者にとっては吉報といえるのではないでしょうか。

II-1 次の4設問のうち2設問を選び解答せよ。


II-1-1 地方公共団体における下水道事業経営の厳しい現状を踏まえて、経営基盤を強化するための取組について歳出・歳入の両面から述べよ。


II-1-2 下水管きょの施工法には、大きく分けて、開削工法、推進工法、シールド工法があるが、各工法の長所と短所を列挙せよ。
II-1-3 固形物滞留時間(SRT)の概念を活性汚泥法施設設計に用いることの意義を述べよ。また,活性汚泥法をSRTの大小に分類し、それぞれの特徴を述べよ。
II-1-4 下水汚泥の濃縮法として機械濃縮の方法を3つ挙げ、それぞれの方法の特徴と設備構成の概要を述べよ。


今年は「下水道経営」「下水道管きょの施工方法」「SRT(固形物滞留時間)」「汚泥の機械濃縮プロセス」の4つがネタにされました。1問目と2問目が旧Aグループ、3問目と4問目が旧Bグループに該当します。
II-1-1の下水道経営の解答は、人口減少や経済の低成長に伴う税収減等を簡単に嘆いた上、「維持管理の効率化、民活導入」や「企業会計への転換」等を歳入と歳出に分けてさらりと書いてあれば問題ない気がします。
II-1-2は受験者の多くを占める管路計画・設計技術者へのサービス問題ですね。無勉でも楽勝で書けると思います。
II-1-3は「SRT」を理解してなければ書けません。「SRTを長くとるとどうなるか」とかを的確に勉強しておく必要があります。
II-1-4は機械濃縮プロセスです。「遠心」「浮上」「ベルト式濾過」の3つが簡潔に説明できていればいいと思います。
問題II-2(応用能力)
昨年同様、解答2枚物の問題でした。昨年と異なり、他の科目と同様全問「あなたが業務を進めるに当たり」を条件設定に基づき実務手順や留意点を問うものでした。

II-2 次の2設問のうち1設問を選び解答せよ。


II-2-1 我が国では、高度経済成長期以降に下水道整備が急速に進められ、管路施設や処理場等の下水道ストックが増大している。今までに整備された下水道施設は、日々劣化し、老朽化等による道路陥没の発生や処理機能の停止に陥る危険性があり、日常生活や社会活動への重大な影響が懸念されている。
今後,さらに増加する下水道ストックや老朽化する下水道施設全体を将来にわたって適切に維持管理・改築・修繕していくための手法として、ストックマネジメントが着目されている。あなたが施設管理の担当責任者としてストックマネジメントを導入、実践する場合、下記の内容について記述せよ。
(1)導入により期待される効果
(2)業務を進める場合の手順
(3)業務を進める際に留意すべき事項


II-2-2 1995年の阪神・淡路大震災、2004年の新潟県中越地震、2011年の東日本大震災と、日本各地で頻繁に地震災害が起きている。
一方、2001年のニューヨークWTCテロ以来、BCP(業務継続計画)は、企業の危機管理対策として重要な地位を占め、現在では、国や地方公共団体も、災害時などの危機に対応して行政サービス業務を継続することを目的とする公共版BCP(自治体BCP)の策定に取り組み始めた。
あなたが、地方公共団体で下水道BCPの策定業務を進める担当者であるとして、下記の内容について記述せよ,
(1)下水道BCP策定の手順と留意点
(2)下水道BCP策定に当たり全庁BCP、地域防災計画と調整すべき事項
(3)下水道BCP策定後、継続的に改善させていくために必要な事項。


こちらの方は、「ストックマネジメント」「BCP」と大方の予想通りのネタについて、細かい解答指定などがある設問でした。他の科目と比較して、ダイレクトでストレートな出題だったと思いますので平均点は高そうです。
問題III(課題解決能力)
昨年同様解答構成の細かい指定がある長文問題でした。

III 次の2問題のうち1問題を選び解答せよ。


III-1 我が国の下水道による処理人口普及率は、平成24年度末現在で76.3%(福島県を除く)に達しているが、全国においては未だに多くの未普及地域が存在しており、その早急かつ効率的な解消が求められている。このような状況を考慮し、下水道の技術者として以下の問いに答えよ。
(1)未普及地域が未だに多数存在する要因を列挙するとともに、早期解消を図るために検討しなければならない事項を多様な視点から述べよ。
(2)上述した検討しなければならない事項の中から、あなたが特に重要と考える技術的課題を2つ挙げ、解決するための技術的提案を示せ。
(3)あなたの技術的提案がもたらす効果を具体的に示すとともに、実行する際のリスクや留意点について述べよ。。


III-2 現在、我が国の下水道事業は多岐にわたる課題に直面する中、質が高く持続可能な下水道事業を維持し、さらに向上させていくことが求められている。一方、近年のICT(情報通信技術)の普及拡大には著しいものがある。このような状況を踏まえ、ICTを活用して健全な下水道事業の運営をするための方策について、以下の問いに答えよ。
(1)下水道事業運営に関する現状と課題について、下水道施設、経営、組織体制の3つの観点から幅広く述べよ。
(2)上述した課題のうち、ICTにより解決可能と思われる課題を2つ挙げ、それぞれについてICTを活用した解決策を提案せよ。
(3)あなたの提案がもたらす効果を示すとともに、そこに潜むリスクについて述べよ。


取り上げられたネタは「未普及地域の解消」と「ICT活用による持続的な下水道運営」です。
前者はこの高普及率時代では意外でした。でも、全県構想見直しマニュアルの改定や汚水整備クイックプラン等のネタもありますので、これらに沿った記述ができていればいいのかなと思います。
後者については、私自身は新下水道ビジョンが出されたこともあり「持続的な下水道運営」がネタにされると確信していましたが、「ICT」を条件にされるとは・・・。GIS活用や雨水管理計画における制御等だけをネタに書くのはかなりつらそうです。いずれの設問も他の科目同様「施策に伴う負の影響(リスク)」にも言及しています。今後、課題解決能力の問題では「負の影響」も必ず検討しておく必要があると思います。また、長文で解答指定事項が細かいため、記述前にまず「問題文は何を書けといっているのか」をきちんと把握した上で、適切な章立て等の構成を検討することが求めらると思います。
総論(建設環境)
下水道はなんといっても「A・B両グループに答える必要はない」が大きいです。来年以降もしばらくは踏襲すると考えて良いと思います。

タグ : 予想問題 下水道

ちょっと現場に張り付く等によりPC利用環境に恵まれずおくれてしまっていましたが、平成26年度の出題総括の続きをしたいと思います。まずは建設環境です。
問題II-1 (専門知識)
昨年同様1枚物を2題解答する形式でした。
4つの異なる分野の設問が出されましたが、この中から2つ答えなければいけません。このため、「自分の専門以外についても勉強しておく」ということが強いられると思います。

II-1 次の4設問のうち2設問を選び解答せよ。


II-1-1 「生物多様性国家戦略2012-2020」において示されている生物多様性の4つの危機について、それぞれの危機を引き起こす要因と生物多様性への影響を説明せよ。
また、4つの危機のうち建設分野に関係の深いものを1つ選び、先に示した危機を引き起こす要因を対象に、必要と思われる対策の概要を述べよ。


II-1-2 ヒートアイランド現象の原因と考えられるものを3つに大別して、それらについて概説せよ。また、それぞれの原因を緩和するための建設分野における具体的対策を述べよ。
II-1-3 平成12年に「循環型社会形成推進基本法」が公布され,社会資本整備の面からも循環型祉会の構築が進められているところである。本法制定の背景を2つ述べよ。
また、建設分野において、循環型仕会の構築に重要と思われる施策とその概更を2つ述べよ。
II-1-4 湖沼や閉鎖性内湾の環境表す指標、下層溶存酸素量(以下、「下層DO」という。)が重要であるとの認識が高まってきている。下層DOが環境を表す指標として重要となってきた理由について述べよ。
対策の原理が異なる下層DO改善に係わる対策を2つ挙げ、それぞれの対策の原理を説明せよ。


今年は「生物多様性」「ヒートアイランド」「循環型社会」「閉鎖性水域における下層DO(溶存酸素量)低下」の4つがネタにされました。4問目以外は非常にオーソドックスなネタで、配布している問題集でも取り上げているものばかりでした。
II-1-1の生物多様性の解答は、「第1の危機(開発など人間活動による危機)」「 第2の危機(自然に対する働きかけの縮小による危機)」「第3の危機(人間により持ち込まれたものによる危機)」「第4の危機(地球環境の変化による危機)」の4つが簡潔に示されていればA評定です。
II-1-2はヒートアイランドをネタに取り上げています。原因3つは「開発行為に伴う緑地や水面減少」「高層建築密集に伴う風通しの悪さ」「エアコン稼働率向上」あたりではないでしょうか。
II-1-3は「循環型社会形成推進基本法」に基づいた循環型社会構築についてです。建設環境のほか環境部門でもおなじみのネタです。
II-1-4はなんともマニアックです。単なる閉鎖水域の水質悪化ではなく「下層溶存酸素量」ですか・・・。河川や下水道を専門とする私でもちょっと厳しい問題です。
問題II-2(応用能力)
昨年同様、解答2枚物の問題でした。昨年と異なり、他の科目と同様全問「あなたが業務を進めるに当たり」を条件設定に実務手順や留意点を問うものでした。

II-2 次の2設問のうち1設問を選び解答せよ。


II-2-1 山間部を事業実施想定区域とするある建設事業が計画されており、あなたはこの事業に係る計面段階配慮書手続を実施することとなった。'建設事業及び、当該事業に関し調査、予測、評価を行う計画段階配感事項(本設問では、事業完了後の環境影響に係る事項とする。)のうち特に重要と思われるものを1つ想定した上で、当該業務に関する以下の問いに答えよ。
(1)あなたが想定した建設事業の慨要と計画段階配慮事項を挙げよ。
(2)建設事業の事業特性、事業実施想定区域及びその周辺の地域特性に言及しつつ、(1)で挙げた計画段階配患事項を選定した理由を述ぺよ。
(3)事業特性、地域特性を踏まえつつ、(1)で挙げた計画段階配慮事項に係る調査の手法について具体的に説明せよ。
(4)(1)で挙げた計画段階配慮事項に係る調査、予測及び評価の結果を、それ以降の建設事業の具体化や環境影響評価手続にどのように反映・活用するのか、反映・活用場面を1つ挙げ、その内容を概説せよ。


II-2-2 公共工事の実施に当たって、自然由来の土壌汚染が確認された。当該工事における土壌汚染対策の責任者として業務を推進するに当たり、以下の問いに答えよ。
(1)想定する事業概要と立地条件及び具体的な土壌汚染の内容について記せ。
(2)本工事においては、近隣に処理事業者や処分揚等が無い。この条件下で対策を選定する手順を述べよ。
(3)上記の手順で選定された措置、その選定理由及び実施上の留意事項について述べよ。


こちらの方は、「環境アセスメント」「土壌汚染対策」とかなり限定されたネタについて、細かい解答指定などがある設問でした。取り上げられたネタからいって、実務経験がない人には相当苦労を強いられたと思います。コンサルで普通に計画・設計業務等に従事している人にとっては非常につらい出題だと思います。私自身、正直A評定レベルの解答は無理っぽいです。これを制するには自分の専門外の分野に関してもキチンと「仕事」を把握・学習することが必須だと思います。
問題III(課題解決能力)
昨年同様解答構成の細かい指定がある長文問題でした。

III 次の2問題のうち1問題を選び解答せよ。


III-1 大規模な津波・高潮・洪水等の自然災害に対する備えとして、事前防災・減災を推進することが必要となってきている。一方、我が国の生物多様性の損失はすぺての生態系に及んでおり、今後は、自然と共生できる事前防災・減災を進めていくことが重要になると考えられる。このような状況を考慮し、以下の問いに答えよ。
(1)事前防災・減災の取り組みを進めながら生物多様性の保全を図るために検討すぺき事項を多面的に記述せよ。
(2)(1)の検討すべき事項の中から、生物多様性の保全を図る上で、あなたが最も重要と考えるものを、他の事項との比較を行った上で1つ挙げ、その理由を論述せよ。
(3)(2)で挙げた事項に対する技術的課題を2つ挙げ、それぞれについて、解決するための技術的提案を具休的に述べよ。


III-2 我が国の社会資木ストックは、高度経済成長期などに集中的に整備され、今後急速に老朽化することが懸念されている。今後、真に必要な仕会資本壁備とのバランスを取りながら、如何に戦略的に維持管理・更新を行っていくかが問われている。同時に、この様な社会資本の更新の機会を捉えて、自然環境や生活環塊などへの配慮の取組を実施する必要がある。このような状況を踏まえ、以下の問いに答えよ。
(1)社会資本の更新事業を1つ想定し、その概要を説明せよ。また、その更新事業を計画、実施する際に環境への配慮を図る観点から検討すべき疎題を、多面的な視点から複数挙げ、その内容について述べよ。
(2)上述した検討すべき課題のうち、あなたが最も重要と考えるものを1つ挙げ、その理由を説明するとともに、解決するための技術的提案を示せ。
(3)あなたの技術的提案がもたらす効果を具体的に示すとともに、想定されるリスクについても記述せよ。。


取り上げられたネタは「生態系に配慮した防災・減災」と「環境に配慮した社会資本の維持・更新」です。「防災・減災」「社秋資本の維持・更新」は、一昨年まであった建設一般の普遍的課題であり、見事にこれを踏襲しています。いずれの設問も他の科目同様「施策に伴う負の影響(リスク)」にも言及しています。今後、課題解決能力の問題では「負の影響」も必ず検討しておく必要があると思います。また、長文で解答指定事項が細かいため、記述前にまず「問題文は何を書けといっているのか」をきちんと把握した上で、適切な章立て等の構成を検討することが求めらると思います。
総論(建設環境)
建設環境は出題数が減った分、専門が細分化した技術者には難しくなったと感じます。特に応用能力では「環境アセス」か「土壌汚染対策」に精通した知識が求められます。「生物調査」や「河川」、「公園緑地」等を専門とする人にはかなり難しかったという感じです。来年以降もしばらくはこんな感じを踏襲すると考え準備した方が良さそうです。

タグ : 過去問 建設環境

問題II-1 (専門知識)
昨年同様1枚物×2題に解答する形式でした。
4つの異なる分野の設問が出されましたが、この中から2つ答えなければいけません。このため、「自分の専門以外についても勉強しておく」ということが強いられると思います。気になったのは、「公園緑地計画・設計を専門とする人(ランドスケープアーキテクト)」向けの出題がなかった(都市緑地法の制度はどちらかというと都市計画だと思う)ことです。

II-1 次の4設問(II-1-1~II-1-4)のうち2設問を選び解答せよ。(設問ごとに答案用紙を替えて解答設問番号を明記し、それぞれ1枚以内にまとめよ。)


II-1-1 様々なエリアマネジメントの活動が行われているが、多くの活動に共通する効果を3つ述べよ。


II-1-2 建築物を規制・誘導する次の仕組みについて,それぞれの概要を述べよ.
 1)建築協定 2)都市再生特別地区 3)総合設計制度


II-1-3 商業・業務集積がある駅周辺地城における自転車利用の目的を3つ挙げ、それぞれに応じた自転車等駐車場の整備やその利用促進への対応の考え方を述ぺよ。


II-1-4 良好な都市環境の形成を図るための仕組みとして、都市緑地法に定められた制度を3つ挙げ、それぞれの概要を述べよ。


今年は「エリアマネジメント」「建築物の規制・誘導」「自転車交通施策」「都市緑地法諸制度」の4つがネタにされました。
III-1-1のエリアマネジメントの効果は、「まちの活性化」「地域の持続的な活動による地域コミュニティ醸成」「管理運営に係る行政コスト縮減」あたりを挙げれば良いのではないでしょうか。
II-1-2は都市計画というより、どちらかというと建築関係の知識ですね。役所の建築主事など建築士の方やシンクタンク勤めの方は答えやすいと思いますが、ちょっと私には難しい感じです。
II-1-3は自転車ネタです。駅周辺の利用目的は「家から駅までの交通手段」「おかいもの」あとひとつはよく分からないですが、「サイクルアンドライド」でも書いておけば・・・、でも「家から駅までの交通手段」と変わらない気もするし・・・。うーん、よく分かりません。
II-1-4は「緑地保全地域制度」「管理協定制度」「緑地協 定制度」「市民緑地制度」「緑地管理機構による土地の買入れ」から3つ選んで概要説明すればOKです。
問題II-2(応用能力)
昨年同様、解答2枚物の問題でした。他の科目と同様、「担当責任者として業務を進めるに当たり」を条件設定に実務手順や留意点を問うものでした。


II-2 次の2設問(II-2-1、II-2-2)のうち1設問を選び解答せよ。(解答設問番号を明記し、答案用紙2枚以内にまとめよ。)


II-2-1 近年、歴史上重要な建造物及び周辺の市街地と人々の営みを一体的に捉え、良好な市街地環境の向上を目指す「歴史まちづくり」の取組が全国で広がりをみせている。城郭を中心に武家地、寺社地、町人地等が計画的に配置されていた城下町を起源とする地方の都市において「歴史まちづくり」を進めるための計画を策定することになった。この業務を担当責任者として進めるに当たり、以下の内容について記述せよ。

(1)計画策定に当たって検討すべき事項とその背景

(2)計画策定の手順とその内容

(3)計画策定を進める際に工夫あるいは留意すべき事項


II-2-2 人ロが10万人程度の地方都市において、図の検尉区域を対象に、地域の活性化を図る市街地の整備方針を担当責任者として策定するに当たり、以下の内容について記述せよ。なお,都市計画決定されているものの未整備の駅前広場及び道路については、長期にわたって事業化がされていないものとする。

(1)整備方針の策定に当たって検討すべき事項

(2)整備方針を策定する手順及びその具体的内容

(3)整備方針の策定に当たって工夫や留意すべき事項
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2問とも、昨年同様完全に役所の都市行政マン向けに特化していると感じました。役所で「都市計画」「まちづくり計画」「歴史まちづくり」等を日々担当している人なら、準備無しでも毎日携わっている業務のことを書くだけでA標定レベルが狙えると思います。
逆に、コンサルの、それも公園・緑地が専門のランドスケープアーキテクトの人などは本当に想定で書くしかなく、今年も大変つらい内容だったと思います。昨年も感じましたが、都市及び地方計画で民間技術者が技術士を取得するためには、このII-2が鬼門となっていく感じがします。注目は2問目の都市計画図を条件として与えられ、まちづくり計画を問う問題です。駅の南口には大型商業施設があってそこそこ活性化しているようなので、私なら南北自由通路等による南北一体化と、進まない北口の整備計画の順応的な見直しでも書くと思います。いずれにしろ、これは良問だと感じました。


問題III(課題解決能力)
昨年同様、長文で、解答要求事項が細かい問題でした。


III 次の2問題(III-1、III-2)のうち1問題を選び解答せよ。(解答問題番号を明記し、答案用紙3枚以内にまとめよ。)


III-1 本格的な人ロ減少・少子高齢化が顕在化しつつある地方都市における、都市の再構築に関し、以下の問いに答えよ。

(1)持続可能な都市経営の確保に向け想定される課題を述べよ。

(2)課題に対する基本的な解決の方策を都市構造のあり方に着目して述べよ。

(3)解決の方策の実行に際し、想定される負の側面と対応の方向性を具体的かつ多面的に述べよ。


III-2 津波により相当数の住宅、公共施設等が滅失した市街地において、あなたが担当責任者として住宅再建を含めた市町村の復興まちづくりに係る事業に取り組むものとして、以下の問いに答えよ。なお、解答に当たっては、東日本大展災の津波により被災した市街地と同じ制度が適用されること、比較的頻度の高い一定程度の津波を想定した海岸保全施設等の計画・整備が別に進められていることを前提とする。

(1)実施すぺき事業とその意義について説明せよ.

(2)市街地の復興を早期に進めるに当たってあなたが重要と考える課題を述ぺ、事業の進め方を提案せよ。

(3)提案した進め方で事業を進めていくに当たってのリスクとその対応方法を述べよ。


III-1は「持続可能(サスティナビリティ)なまちづくり」で、私はかなり高確率で出ると思ってましたがやはり出ました。少子高齢化に伴う人口減少や経済の低成長による財政悪化等を嘆き、これに対する方策を書きます。「都市構造のあり方に着目」とありますので、コンパクトシティに傾倒した解答が模範的だと思います。
III-2はなんか昨年もほとんど同じようなのが出ていましたが大震災津波ネタに絞ったもの。但し、昨年は「最大クラスの津波」に対し「せめて逃げて命だけは助かるまちづくり」を書かせるものだったのに対し、今年のは復興の早期実現等にも言及させるものでした。「あなたが担当責任者」という、なんか問題II-2(応用能力)みたいな設定が特徴的でした。


総論(都市及び地方計画)
都市及び地方計画は、総体的には出題ネタが素直な感じでした。但し、昨年同様ランドスケープアーキテクトの方にはきつかった感じがします。

問題II-1 (専門知識)
昨年の改正を基本的に踏襲した1枚物×2題選択という出題でした。
内容は河川、ダム、砂防地すべり、海岸海洋の各分野から1問づつであり、このうち2問に解答しなければなりません。このため、「自分の専門以外についても勉強しておく」ということが強いられると思います。

II-1 次の4設問のうち2設問を選び解答せよ。


II-1-1 近年の水害の特徴について述べるとともに、都市部の河川における水害対策についてハード・ソフト両面から述ぺよ。


II-1-2 洪水調節機能の強化を目的とした既存ダム施設を有効活用する具体的な方策を2つ挙げ、その技術的な特徴を述べよ。
II-1-3 河道閉塞(天然ダムの形成)、火山噴火による降灰、地すべりの活動のいずれか1つを選び、これに起因する更なる被害を防止・軽減するためのソフト、ハードそれぞれの対策について述べよ。
II-1-4 砂浜海岸における侵食機構を述べた上で、その侵食対策として海岸保全施設計画を検討する際の留意点を述べよ。


河川が近年の都市型水害、ダムが既存ダムの有効活用、砂防地すべりは「天然ダム」「火山降灰」「地すべり活動(メカニズム)」から好きなものを選ぶ形式、海岸海洋が侵食対策としての海岸保全施設計画をネタに取り上げました。非常にオーソドックスだし、砂防地すべりなんて好きなものを選べる特典もついています。大変素直な問題ばかりなので、平均点は高いのではないのではないでしょうか。
問題II-2(応用能力)
こちらも昨年度を踏襲、2枚物の問題でした。他の科目はほとんど「あなたが担当者として実施する際」等の仮定を条件にしてますが、河川、砂防及び海岸・海洋ではこの条件が特に付けられていませんでした(但し解答のスタンスとしてこれが求められると思います)。

II-2 次の2設問のうち1設問を選び解答せよ。


II-2-1 公共事業として実施する河川、砂防及び海岸・海洋分野における施設整備では、防災安全度の確保のみならず、美しく自然豊かな国土の形成のため自然環境への配慮が求められる。そういった状況を考慮し、以下の問いに答えよ。

(1)河川、砂防及び海岸・海洋分野の施設整備において、影響を受ける自然環境の要素とその影響の過程を説明せよ。

(2)(1)で記載した自然環境の要素とその影響の過程に対して、施設の計画・設計・施工の各段階において、自然環境の保全・回復・創出の観点から留意すべき事項について述べよ。


II-2-2 近年、南海トラフ地震等の巨大地震に備えて、「南海トラフ地震に係る地震防災対策の推進に関する特別措置法」等の法整備や、具体的な対策の策定等が進められている。南海トラフ地震等の巨大地震が発生した際には、強い揺れ、液状化・地盤沈下、巨大な津波等の発生による被害が想定される。そこで、河川、砂防及び海岸・海洋分野の観点から、以下の問いに答えよ。

(1)南海トラフ地震等の巨大地震の発生により想定される被害を2つ以上取り上げ、その被害を軽減するため、平常時から準備しておくべき対策と対策実施の際に留意すべき事項を述べよ。

(2)(1)で取り上げた想定される被害について、巨大地震発生時の応急対策と対策実施の際に留意すべき事項を述べよ。


こちらの方は、「自然環境への配慮」「地震対策」と科目全般に関わりのあるネタについての設問でした。取り上げられたネタからいって、行政事務的なネタだった昨年と異なり、コンサルで普通に設計業務等に従事している人にとっても書きやすかったと思います。
問題III(課題解決能力)
昨年同様解答構成の細かい指定がある長文問題でした。

III 次の2問題のうち1問題を選び解答せよ。


III-1 我が国の社会資本は、高度成長期などに集中的に整備され、国民の日々の生活を支えるとともに、産業・経済活動の基盤となってきた。今後、これらの社会資本の老朽化が急速に進むが、限られた財源の中で的確に維持管理・更新していく必要がある。このような状況の中で、以下の問いに答えよ。

(1)今後、河川、砂防及び海岸・海洋分野における社会資本の維持管理・更新を的確に行っていくために、留意すべき事項を幅広い視点から概説せよ。

(2)(1)で概説した留意すべき事項を踏まえ、あなたが最も重要と考える技術的課題を2つ挙げ、それを解決するための技術的提案を示せ。

(3)(2)の技術的提案それぞれについて、実行する際のリスクや課題について論述せよ。


III-2 流砂系における土砂移動に関わる課題は、砂防、ダム、河川、海岸のそれぞれの領域において様々な形で発生している。原因となっている現象が、それぞれの領域を超えたより広域のスケールにまたがり、個別領域の課題として対策を行うだけでは、他の領域へのマイナスの影響や維持管理に係る労力・コストの増大等を招き、根本的な解決・改善がなされないことがある。このような場合に、各領域の個別の対策にとどまらず、他の領域でも必要な対策を講じ、課題の解決を図る「総合的な土砂管理」が重要である。このような状況を踏まえ、以下の問いに答えよ。

(1)「砂防領域」、「ダム領域」、「河川領域」、「海岸領域」で発生している土砂移動に関わる課題について、領域毎に記述せよ。

(2)(1)で記述した課題のうち、あなたが個別領域の対策だけでは根本的な解決・改善がなされないと考える課題とその理由について、領域間での土砂移動に留意して示すとともに、総合的な土砂管理の視点から対策を提案せよ。

(3)(2)であなたが提案した対策について、想定されるマイナスの影響と技術的課題を記述せよ。


維持管理と総合的な土砂管理です。予想通り、科目全般に関わる、H24までのAグループで毎度のように取り上げられているネタでした。但し、長文で解答構成が指定されているため、記述前にまず「問題文は何を書けといっているのか」をきちんと把握した上で、適切な章立て等の構成を検討することが求めらると思います。
総論(河川、砂防及び海岸・海洋)
河川、砂防及び海岸・海洋は、総体的には素直かつオーソドックスで最近出題履歴があるネタばかり出たという感じです。昨年も同様の傾向だったので、来年以降もしばらくはこんな感じを踏襲するのではないでしょうか。

タグ : 過去問 技術士

暑い中、昨日の試験を受験された方、お疲れさまでした。
毎年いうことですが、解答は口頭試問のネタにされます。
なので、概要だけでもいいので記憶が定かな今のうちにぜひとも再現しておいてください。
改正後の問題については追って詳細分析したいと思います。
受験者の方は、解答の再現が終わったら、まずはゆっくり盆休みを楽しんでください。
いよいよ平成26年度の技術士二次筆記試験が明日実施されます。
今年の受講生さんも、「これでもか」のように次々と添削依頼されてくる方がいる一方で、せっかく申し込んだのにもかかわらず、結局1回も添削論文を提出されなかった方もいました。
まあ、仕事やプライベート等、やむにやまれぬ理由で準備不足になることは仕方ないとしても、とりあえず試験だけは受けてきてほしいと思います。きっと何か得るものがあるはずですし、次の年に繋がります。確率は低いと思いますが、自分の得意な物ばかり出てもしかすると合格しちゃうかもしれません!

とにかく、明日も暑そうですが、熱い戦いをしてきてください。

タグ : 技術士

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